下林明正のブログ

個人的かつ雑多なブログです。

ソフトウェア開発

アジャイルにならなくてもいいんじゃないか

アジャイルとは、トライアンドエラーを効果的に行うための知識群、だと思う トライアンドエラーするのはどういうときかというと、やってみないと分からないとき やってみないと分からないときはどういうときかというと、その時点での能力を超えた仕事をする…

「技術は手段」の落とし穴

「技術は手段」とよく言われるし、自分もそう思っている側の人間 趣味でゲームつくってたときからわりとそうだったし、仕事でも技術はあったけど失敗した例も目にしてきているので…… ただ「技術が目的」になっている人たちは確実にたくさんいて、「技術は手…

チームトポロジー を読んだ

必要にかられていて、社内でも読書会がはじまった。読書会はまだやってるけど、先行して読み終わった。愛称は「ちいとぽ」らしい。 チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計作者:マシュー・スケルトン,マニュエル・パイス日本…

スクラムで余白をつくるにはどうするといいのか

余白=リファクタリングとか、便利ツール導入とかする余裕 直感的には、本筋でいえばPOとの議論を経てプロダクトバックログに積まれるべきなんじゃないか 「透明性」「検査」「適応」ってことで SCRUMとXPを組み合わせる場合、リファクタリングはプロダクトバ…

課題にとにかく向き合い続けるのが良いのだろうと思っている

最近、様々な面で課題にとにかく向き合い続けるのが良いのだろうと明に思っている。 問題 vs 私たち - shimobayashiパブリックなどと一般的によく言われている 組織変革系の本をいくつか読んでみたけど組織変革の進め方 - shimobayashiパブリックに書いた通…

スクラムは楽しいのか

スクラムで開発が楽しくなるみたいな話と、スクラムで開発がつらくなるみたいな話、両方ある気がする 多分両方とも正しいんじゃないか、と予想している プロジェクトマネジメント手法としてのみスクラムやアジャイルの知見を取り入れたとき、確実につらくな…

逆コンウェイ戦略を採用したからといってかんたんにソフトウェアのアーキテクチャが変わるわけではない

承前: 逆コーンウェイ戦略とDevOps, Microservices, Agile | an Agile Way 逆コンウェイ戦略と聞くと 組織構造 > アーキテクチャ という気分になりがち でも実際はコインの表と裏みたいな関係で、アーキテクチャが組織構造に保存されるように、組織構造がア…

なぜ自分の提案が響かないのか

承前: ロードバイクにまったく興味がない人にどうやってロードバイクを買ってもらうかみたいな話 - 下林明正のブログ 自分の視点では「油をさしたら良いよ」くらいの、明らかに手間はかからないしやったほうが良いレベルの提案しかしていない、つもりでいる…

ロードバイクにまったく興味がない人にどうやってロードバイクを買ってもらうかみたいな話

ボロボロで油もさしてないママチャリに特に疑問を抱かず乗ってる人は多い そういう人にロードバイクおすすめですよと言っても当然全く響かない そもそも冷静に考えるとロードバイクがおすすめである理由も特に無くて、単に自分がロードバイクが好きなだけだ…

ソフトウェア開発チームの分割について考えてみる

必要にかられているので考えてみる。 個人の記憶・憶測で構成されているのでデタラメかも知れません。 なぜ、チームを分割する必要があるのか コミュニケーションコストは小さい方が良い どこまで分割する必要があるのか どうやって分割するのか 逆コンウェ…

Vモデルと反復型開発の境界をどこに置くのか

ということについて一緒に話す機会あって、おもしろい話題という気がしたし、現時点での考えをまとめておくと何かしら便利な気がしたので、考えながら書いてみようと思いました。 特に学術的な裏付けなどはなく、個人の感想です。 別に特殊な話題ではない気…

アジャイル推進活動にここ1年で吉兆がみえてきた要因について

この記事はCalendar for はてなエンジニア | Advent Calendar 2021 - Qiitaの21日目の記事です。 はじめに 周囲を巻き込む要因になったできごと 周囲を巻き込む要因にならなかったできごと まとめ はじめに 現職で個人的にアジャイル推進活動1を長い間やって…

Clean Agileを読んだ

なぜか紙の本を貸されたので読んだ。 Clean Agile 基本に立ち戻れ (アスキードワンゴ)作者:Robert C.Martin,角 征典,角谷 信太郎ドワンゴAmazon 紙の本なのでハイライト機能などが使えずに感想を書きづらい。ざっと印象に残った点などを書く。…

モノリスからマイクロサービスへ を読んだ

これもおすすめされたので読んでみました。 結構読むのに時間がかかった印象だったけど、意外と前回の読書エントリーから1ヶ月くらいしかあいてないのでいつもどおりのペースっぽい。 内容の割には時間がかかってる、みたいなのはあったかも知れない。 モノ…

リモートワーク環境とゲーミング環境をコスパ良く同時に快適にした

普段はリモートワークとゲームを別々のPCでやっているんだけど、ふとUSB切替器を使って両方のPCでデバイスを使えるようにしたらコスパが良いのでは?と思い試してみたところ、うまくいった。 USB切替器 DAC+イヤフォン マイク+骨伝導ヘッドセット ウェブカメ…

エラスティックリーダーシップ を読んだ

なんとなくタイトルがいけ好かないと思って読んでなかったけど、おすすめされたので読んでみることにしました。 エラスティックリーダーシップ ―自己組織化チームの育て方作者:Roy OsheroveオライリージャパンAmazon 前半は作者の主張(チームの状態に応じて…

エンジニアリングマネージャーの私的解釈と実践

エンジニアリングマネージャーに関する以下のアウトプットを見かけて、現時点での自分の思考のスナップショットも取っておこうという気持ちになりました。 エンジニアリングマネージャーを目指す若者の戦略 - yigarashiのブログ テックリードの抱えるプレッ…

アジャイルソフトウェア要求 を読んだ

必要に駆られて読んだ。 アジャイルソフトウェア要求作者:Dean Leffingwell発売日: 2014/02/25メディア: Kindle版 より価値の高いシステム・プロダクトを短いサイクルで企画から納品まで実現するアジャイルな企業や事業部像の全貌と詳細。プロセス、役割、モ…

INSPIRED を読んだ

社内で有志の読書会がはじまって、元々興味あったので読むことにした。 INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント作者:マーティ・ケーガン,佐藤真治,関満徳発売日: 2019/11/09メディア: Kindle版 「何を」「なぜ」「どのように」つくるのか…

学習する組織 を読んだ

引き続き組織に働きかけるスキルを得たいと思って読んだ。 学習する組織 ― システム思考で未来を創造する作者:ピーター・M・センゲ発売日: 2017/06/21メディア: Kindle版 主旨としては、システム思考で組織を全体最適化をしていこう、その際に従来のメンタ…

1=1だけど0.5+0.5は1.2になったり0.4くらいになったりする

兼務とか按分の話です スクラムの価値基準の「集中」の話みたいな 一般的に、タスクの並列数は2並列までは効率が上がることが知られていると思う。3並列以降は効率が下がる 2並列が効率があがるのは、タスクAの待ち時間にタスクBを進められるから、というシ…

正しいものを正しくつくる を読んだ

積ん読状態になっていたんだけど、要求定義・要件定義に興味があって周囲の評判も良かったのでまあ読むかとなった。 正しいものを正しくつくる プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について作者:市谷 聡啓発売日: 2019/06…

大規模スクラム Large-Scale Scrum(LeSS) を読んだ

今はまあまあ人数の多いチームで働いていて、仮にこのチーム全体でスクラムをやっていくとしたらどういう形になるんだろうと思って勉強することにした。 大規模スクラム Large-Scale Scrum(LeSS)作者:クレーグ・ラーマン,バス・ボッデ,榎本明仁,荒瀬中人,木…

世界標準の経営理論 を読んで エンジニアリング組織論への招待 への理解も深まった

同僚に強くおすすめされて、当初はさほど興味が無かったしページ数も多いので読める気がしなかったけど、とりあえず読み始めてみると思ったよりも面白くてまあまあいいペースで読み終えることができた。 世界標準の経営理論作者:入山 章栄発売日: 2019/12/12…

社内でアジャイル開発を普及させる講義活動を続けている

経緯 社内でのプロジェクトマネジメント手法について標準となるものが欲しいという声があったので、半年以上前から暇を見て取り組んできている(あまり宣伝してきてないけど、2012年に今の会社に入ってから社内にアジャイル開発を普及させる活動を細々と続け…

The DevOps ハンドブック を読んだ

同僚がおすすめしていて、現代のエンジニアとしての知見を得るために読むことにした。 The DevOps ハンドブック 理論・原則・実践のすべて作者:ジーン・キム,ジェズ・ハンブル,パトリック・ボア,ジョン・ウィリス発売日: 2017/07/04メディア: Kindle版 ハン…

アジャイルの対義語はウォーターフォールではなく未来予知だと思っている

「アジャイルの対義語はウォーターフォールではありません」というのはよく聞く話だけど、じゃあ何なのか?というと、あまり聞くことはないように感じる。 自分は、アジャイルの対義語は未来予知だと思っている。 なぜなら、もし未来予知ができるのならアジ…

Design It!を読んだ

同僚がおすすめしていて、現代のエンジニアとしての知見を得るために読むことにした。 Design It! ―プログラマーのためのアーキテクティング入門作者:Michael Keeling発売日: 2019/11/25メディア: 単行本(ソフトカバー) 個人的に抑えるべきだと感じたポイ…

AWS SAAの動画講座を終えたのでその感想

もう誰も覚えてないと思うけど、案外やればなんとかなる - 下林明正のブログで書いたTODOリスト scrapbox.io を今も拡充したりこなしたりして勉強を続けている。 AWSまわりはつくりたいものをつくりながら勉強しようというスタンスだったけど、リリース カテ…

自分がファシリテーションするときに気をつけていること

たまに人に聞かれるので書いてみます。 といってもちゃんと勉強したわけじゃないので自分がなんとなくこう思っている程度のものです。 大昔に一応本は読んでたみたいだけど、ほぼ何も覚えてない(当時の自分が書いてることも今読むとなんかムカつく、きっとブ…