- ボロボロで油もさしてないママチャリに特に疑問を抱かず乗ってる人は多い
- そういう人にロードバイクおすすめですよと言っても当然全く響かない
- そもそも冷静に考えるとロードバイクがおすすめである理由も特に無くて、単に自分がロードバイクが好きなだけだったりする
- ママチャリに油を少しさすだけでめっちゃ快適になりますよ、は受け入れられる可能性が高い
- コストが低いし、変化も想像できるから
- まあ、とはいえ世の中の人はそうは言っても「なんとなくめんどくさいから」空気入れないし油もささない人の方が多数派だろう
- こういう人はブレーキの修理ついでに自転車屋でメンテしてもらって良さを体験しても自分でやろうとは思わないことも多い
- 電動アシスト自転車にすると重い荷物を載せて長距離移動するのも楽になりますよ、は状況によっては受け入れられる
- 子育てをしているとかで、提案する価値にニーズがあるとか
- ただこれも冷静に考えると、電動アシスト自転車って価格は高いし、重くて取り回しが悪く、バッテリーも充電しなければいけない。一見良さそうに見えても、こうした特徴がネックになることも普通にありうる。ので、常に正解ではない
- 特に理由はなくミニベロ流行ってるね……かっこいいね……で割高なミニベロを選ぶパターンもある
- けど実際に乗ってみるとあんまり快適じゃなかったりして、だんだん乗らなくなってボロボロになっていって、単に不快でダサい乗り物になってしまうパターンもありうる。売り手以外は幸せにならないパターン
- あくまでロードバイクに乗せたいなら、常套手段としてまずはクロスバイクに乗せてみるというものがある
- クロスバイクに乗るとスポーツ車の快適性に感動して半年以内にロードバイクを買う可能性が高いことが知られている
- でもこれもスポーツ車にもともと興味がある人じゃないと難しい
- マジで興味ない人が乗ることがあるとしたら、別の軸で興味を持ったとき
- 弱虫ペダルおもしろいよね、からロードバイクに乗るようなパターン
- そもそも自分のことを信用してない人に何を言っても聞く耳持ってもらえない
- 話すだけ無駄で、先に信頼関係をつくるところから
- 不信感がすでにあるとかなり難しい
- 結局ボロボロのママチャリで実際問題ないケースも多い
- 近所のスーパーに買い出しできればそれで良いんです、と言われたら何も言い返せない
- そしてそんな自分が今乗ってるのは、折りたたみ自転車とリトルカブ
- またロードバイクに乗りたい気持ちもあるけど、まあいいか……という気持ちの方が今は強い
- 本人がちゃんと考えた上であえてそうしている場合は基本的に合理的な選択なので、あえて変える理由はあまり無い
- なぜこんなことをメモってるかというと、まあこういうことは往々にして起こってるよねとふと思ったからで、多分自分も何かの切り口で見ると「ボロボロで油もさしてないママチャリに特に疑問を抱かず乗ってる人」だとは思う
- 同質的な集団だと「ロードバイク……良いよね……」で説得が完了するのでこういう苦労はしなくていい
- 基本的にマジョリティでいたほうが楽
- デモグラフィック属性のダイバーシティは低いほうが生産性は高いみたいな話もこういうことだろう、知らんけど
- マイノリティの自覚があるなら、マジョリティになれるような集団へ移るのも一つの手
- マジョリティを変えるような力があったらそれはそれでコントロールできる範囲が広くて幸せそう