下林明正のブログ

個人的かつ雑多なブログです。

エラスティックリーダーシップ を読んだ

なんとなくタイトルがいけ好かないと思って読んでなかったけど、おすすめされたので読んでみることにしました。

前半は作者の主張(チームの状態に応じてリーダーシップを使い分けましょう)、後半はいろんな人のエッセイ集みたいな感じだった。 前評判通りとりあえずサバイバルモード・学習モード・自己組織化モードって単語覚えて帰れば良いのでは、と思った。 モードの図が2つくらいあるので、とりあえずあれ覚えておけば良さそう。

もともとSL理論のことを便利だなーと思ってたのでそれのチーム版って感じで、みんな知ってる感じっぽいし、意識を統一するのに便利そう。 多分自分におすすめされた理由としては自分はいきなり自己組織化モードっぽい活動をしがちだけど、そうじゃなくてチームの状態に合わせて、具体的にはもっと指揮統制型のリーダーシップを取ってほしいと思われている、ということだと推察している。

エッセイ集みたいなのも割と良いこと言ってるのが多い気がするけど、今となってはどっかで聞いたことあるなって感じのも多いので、とりあえず流し読みして目についたのがあったら読む感じで良さそう。

この本の悪いところとして、電子書籍はオライリーのサイトで買えるんだけど、PDFしかないのでPlay Booksにインポートしてもハイライトとかできなくてめっちゃ読書体験が悪いというところがある(Kindleでいう固定レイアウト)。

あと、自己組織化モードを目指そうって感じだけど、なんで自己組織化モードが良いのかとか、そういうところの掘り下げはあんまり無い気がする。全体的に作者の経験ベースって感じもする。 別に自分がこれまで勉強してきたこととズレてないので自分は割と素直に受け取れたけど、そうじゃない人はなんだこりゃとなるかも知れない。

読書感想文としては、エラスティックリーダーシップ――自己組織化チームの育て方 - forest bookが良さそうだったので、特にこれ以上書くことはない気がする。 本の中の図も引用されてて便利。