エンジニアリングマネージャーに興味があるので読みました。
どういう本なのかは www.ryuzee.com を読めば大体分かると思います。
以下、個人的な読書メモ。
- 元々は、エンジニアリングマネージャーの定義を教えてくれる本だと期待して読み始めた
- が、そういう本では無かった
- どちらかというと、エンジニアリングマネージャーがやりそうな仕事を包括的に扱っている本
- これをやってたらエンジニアリングマネージャーです、という内容ではない
- ちなみになぜそういう内容を期待していたのかというと、定義的なものがあると自分のキャリアを考えるのに役立ちそうだと思っていたから
- マネージャーの定義っぽいものはあったので、このへんは役立ちそうだった
- マネージャーのアウトプット = あなたのチームのアウトプット + あなたが影響を与えた他チームのアウトプット
- マネジメントの活動を4種類に分類
- 情報収集
- 意思決定
- ナッジング
- ロールモデル
- 世の中のリーダーシップ論みたいなのは色々とあって分かりづらいけど、マネージャー論みたいなのはどうなんだろうか?これらの定義がどれくらい包括的なものなのかは分かってない
- 正直、読んでいてあんまり面白い本では無かった(ので読むのに時間がかかった)
- しかし包括的な内容で、今後もリファレンス的に使えそう
- 今の自分の仕事の仕方について思うところあるなら、先ずはこの本を参照すると良さそう。その上で不足があればそれぞれの専門書を当たると良さそう
- 実は、これまでこういう実用的なマネージャーマニュアルみたいな本は無かったような気がする
- マネージャーではない人にとっても、自己管理の方法を学んだり、マネージャーが何なのか知っておくのは何かと有益だと思う。そういう目的でもおすすめできる
- 今の自分の仕事の仕方について思うところあるなら、先ずはこの本を参照すると良さそう。その上で不足があればそれぞれの専門書を当たると良さそう
- カバーしている範囲が広すぎて細かい感想を書く気は起きない(冒頭のリンク先から索引を見ると雰囲気が分かるはず)
- 全体的に良いこと書いてあるとは思う。以下、個人的に気になった点
- PIPは日本でできなさそうな気がしている
- 退職勧奨の手段に用いられるなど不適当な運用が問題とのことなので、本来退職勧奨とは別物なのかも
- しかしこの本では退職勧奨と紐付けて語られているし、自分のイメージとしてもそういうもの
- RACIチャートは過剰なのでDRIを使いましょう、という紹介があった
- 自分はRACIチャート使いがちだけど、確かに過剰に感じることは多いので、DRIってやつも使ってみようかな
- Directly Responsible Individuals | GitLab
- 日本語訳: 直接の責任者 - DRI - Directly Responsible Individuals | GitLabハンドブック日本語翻訳
- DCIチャートというのもの登場してきた
管理と安定によってモチベーションが高まる人もいれば、カオスや変化によってモチベーションが高まる人もいる
これは本当にそうだなと思う- 別にどっちが正しいという話ではなくて、どちらのタイプもいるので、適材適所でいきましょうという話
- 自分がどっちなのかというと、多分前者なんだとは思うけど、そうとは言い切れない感じもしている。中間的な、自己更新的な仕組みみたいなのが好きな気がしている
結局のところは、スプリントではなくマラソンなのです。
プロジェクトは終わらせるもの、プロダクトは終わらせないものみたいなのと近い響きを感じる
- PIPは日本でできなさそうな気がしている
- この本に限らず色んな本を読んでいるとHIGH OUTPUT MANAGEMENTを読んだ - 下林明正のブログが何度も登場してきてやっぱり良い本だったんだなと思うことが多いので、また軽く読んでも良いのかも知れない
そんな感じでした。
次に読む本は、ずっと読もうと思ってたけど必要性が低いので読めてなかった
を読もうとしている。ちょっと読んだけど、おもしろそうな雰囲気がある。