下林明正のブログ

個人的かつ雑多なブログです。

「現金で困ってない状態」というメタファ

  • 開発プロセスの変遷モデル - shimobayashiパブリックでは、課題に応じて開発プロセスが変遷していくということを考えていた
  • 一方で、それだと局所最適に陥ることがありそうだな、とも思っている
    • 本当はフェーズ3へ行った方が良いんだけど、フェーズ2でもそこそこ成果が出てるので満足してしまっている、みたいな
  • これを説明するのに何か良いメタファは無いかと考えてみたところ、主要国でダントツにキャッシュレス化が遅れる日本。なぜ“現金主義”が根強いのか?|新R25 - シゴトも人生も、もっと楽しもう。が使えるんじゃ無いか、と思いついた
    • 日本は高度な印刷技術により偽札の割合が世界的に少ない(ドルの600分の1)ため、紙幣への信頼が厚い
    • 海外と偽札の問題があるのでキャッシュレス決済を利用するモチベーションが相対的に高いということらしい
    • 現金で目先の課題は無いのでキャッシュレスへ移行するモチベーションが無い状態
      • しかし長期的な目線で見ると世界的には遅れてて、海外では実現できていることが日本では実現できない、になっていく懸念があるはず
  • 多分こういうときに、それぞれのお店が目先の課題が無いのにキャッシュレスへ移行しようにはならないはずで、もっと引いた目線で理想像を描いてそこへ近づけていく存在が全体の構造をいじっていかないと移行は促されないんじゃないか
  • ということがトップマネジメントが取り組むべき課題の内の一つなのか??
  • 何にせよ、局所最適に陥ってる状態はありそうで、それに気づく・対処するのはなかなか難しそう
    • 現実的には手遅れにならないと分からないとなりそうだけど、手遅れなのは手遅れなのでそうなる前に手を打てた方が良い
    • すごく大きな会社はこういうことは知ってて、開発プロセスよりももっと大きなスケールで会社単位でやってて、ベンチャーグループ会社みたいなのをつくっては潰しているようなイメージ(あまりよく知らない)
      • どこどこの会社に出資してるのは例えばauなんです、みたいなのは割と良くある印象(規制が入るまでは3大キャリアが非常に儲かってた?のか、なんか3大キャリア絡みの会社をよく見るような気がしないでも無い)
  • とりあえず機会があれば「それは現金で困ってない状態なんじゃないですか?」みたいなことを言ってみたい
    • けど明日には忘れてそう