キーボードを清掃ついでにルブしてみた

キーボードをルブ(潤滑)するカルチャーの存在は知っていたんだけどあまり興味は無かった。が、ふと「もしかして今の自分は油を差してない自転車に乗ってる状態なのでは？」と思い、試しにルブしてみた。ついでに清掃もした。

清掃手順は最近見たこのエントリーを参考にしてみる。

magazine.cainz.com

さあやるぞ。

結構日焼けもしてるけど、個人的には年季入ってる感じがして嫌いではないので漂白などはしない。

このHHKBは高専卒業時に教官からもらったものなんだけど、それから一度も掃除してない気がする？どうだっけ？前掃除したときはスペースキーの構造が違った気がするので、それは多分PS/2接続の旧HHKBだった気がする。たしかそのときは、自宅ではPS/2接続の旧HHKBを使っていて、オフィスでこのHHKBを使っていたような……あまり思い出せない。

ところで、バラしてる途中でキーをカチャカチャ触ってみたけど、キートップがあると結構甲高いノイズが出てくる気がする。HHKBは結構うるさいと思うけど、キートップが無ければ個人的には全然気にならないレベルになった。ので、今後そのあたりに手を入れてみても良いのかも知れない。

unexplored.page

こういうページを見たらノイズが出る構造が3つくらいに分けて紹介されてたので参考になりそう。

まあそれは置いといてがんばって清掃していく。せっかくなので丁寧にやったけど、ダルすぎて最後の方は心が折れかけていた。キーキャップを1つ1つきれいにするのが特につらかった。フルキーボードだったら途中で投げてたかも。

その後ルブは以下の記事を参考にしてみる。

note.com

分解して内側の爪みたいな部分に塗るとか色んな宗派があるっぽかったけど、こういうやり方が激しい分解をせずに済みそうなのでとりあえずこれでやってみることにした。

そもそも、今回のように綿棒でちまちま塗るくらいなら、横向きからシリコンスプレーを180度角度を変えつつ2回噴射したらそれで十分な気がする。検索してもそういう人は見当たらなかったのでやらなかったけど、特にそれでキーボードが壊れるような構造にはなってない気がしている。別にそれで塗りすぎたとしても、叩いているうちに良い感じに馴染みそうな気がする。が、責任は取れない。

ちなみに、比較用に再下段(スペースキーがある段)だけあえてルブせずにおいた。

そして組み直して完了。

肝心の打ち心地の方は……言われたら変わったような気がするけど、ルブしなかった最下段と比べてみてもブラインドテストでは違いが分からない気がする。ただその後、このエントリーを書くために長文を打っていたら若干以前よりも気持ちよくなったような気がしないでも無い。まあ、違いがあったとしてもそれくらいの差だと思う。

ルブの仕方は他にももっとバラして裏側の爪みたいなところにやるとか、シリコンスプレーじゃなくてシリコングリスを塗るとか、色々あるっぽい。ので、そうした違いによっても結果に差は出るかも知れない。

あとは、多分このHHKBはラバードームがかなり経年劣化して硬くなっていると思われるけど、押下圧が低いキーボードだと摩擦が相対的に大きく感じられてルブの違いが感じやすくなる、などもあるかも知れない。

キーボード沼にはまった人ならこのあたり分かるのかも知れないけど、自分は詳しくないのでよく分からない。