完全な初心者が書いてることなので、全部間違ってるくらいの気持ちでお願いします。
21カルディアLT3000-CXHを買ってから巻き心地の悪さが気になって使用頻度がかなり減ってるけど、セルフオーバーホールをしたら使い物になるのでは?と思ってやってみることにした。 もちろん本当はメーカーサポートに出すべきなんだけど、1万数千円で買ったリールを4000円とかかかるオーバーホールに出すか?というと、個人的にはそのお金でもっと良いリール買うかな、と思う。
まあ、というのはほぼこじつけで、実際はリールいじりが楽しくなってきたので壊しても問題無いやつで練習してみたい、というのが本音。 リールの分解はおもちゃみたいなリールを7年前!に初めてやったぶりなので、実質初挑戦と言える。
参考にした情報
ちなみに記事中で使いどころ不明となっているウェーブワッシャーは多分「リヤーキャップSC」に付いていたものだと思う。
マグシールドの残し方についてはこちらにも書いてあった。
展開図を確認できる。
個人的に気になった点
マグシールドを残すことはできたのか
- 分解時はうまく取り外せたけど、組み付け時にミスってマグシールド関連部品がバラバラになったので、もしかしたら抜けてしまったかも
- 見た感じでは必要量は残ってるように見えてるけど、自信は無い
- バラバラにせずうまく組み付けるのすごく難しいと思う。ダイワのリール結構好きなんだけど、こうやっていじりたいときに困るのでマグシールドだけはあまり好みでは無い
- まあサードパーティーの怪しげなマグオイルを買っても良いかなと思ったりしている。性能は不明
- マグ抜きは影響がよく分ってないので別に手を出さなくても良いかなと思ってる
一日仕事になってしまった
- 慣れれば1時間以内にできる作業のようなので、明らかに時間かかりすぎ
- 分解するのも組み上げるのもさほど難しくなかった
- 時間がかかっていたのは部品清掃とケミカルの試行錯誤
- 部品清掃はチマチマ1つずつやってたのが良くなかった
- 戻す順番が分からなくなると嫌だと思って1つずつやってたけど、別にそんな難しくないし展開図などの参考資料を見れば基本分かるので、気にしすぎだった
- ベアリングの脱脂→あふれてきた脱脂剤を瓶とかに移して、ベアリング以外の部品を一気に入れて洗えば良かったと思う
- 脱脂剤の使い回しは本当はしないほうが良いんだろうけど、まあ大丈夫だろう
- あと、部屋の窓を開けてる程度では脱脂剤で若干気持ちが悪くなったので、換気扇のある部屋でやったほうが良さそう
- 脱脂剤もスプレーすると飛び散るので、トレーの上のビニール袋の中とかでやった方が良かった
- 蓋を閉められる容器の中で完結するなら、換気扇の無い部屋でもまあ我慢できそう
- ケミカルの試行錯誤は必要だったと思うけど、もっと効率化できた
- 最初は少量にして少しずつ増やしていったのは良かった
- グリスを塗るのにデカい刷毛を使ってたけど、細筆の方が絶対に良かった
- いちいちネジを締め直さずに、パーツを戻して手で押さえながら回して確認で問題無かった
- ちゃんと抑えられずに回してしまうとパーツに傷を付けてしまうリスクはあるけど、まあ大丈夫だろう
- S字カムだけグリスを塗り直すのに全部分解する必要があって面倒なので、最初からグリス多めで良いのではと思った
- ただしグリスが溢れてくるのでその点に注意
- 細かいところでは、ドライバーの持ち替え時間が無駄だった
- いちいちドライバーのビットを交換してたけど、ネジの種類分だけドライバーを手元に置くべきだった
オシレーティングギアの外し方
- ベアリングとか抜く時のクリップを使って浮かせて、その後ピンセットで力を入れて抜いた
- なんか垂直に力を掛けづらい構造になっていた
ギアなどが軽く錆びていた
- ドライブギア、メインシャフトのS字カム周辺、オシレーティングギアの裏側あたりが写真ような感じで軽く錆びていた
- なんのためのマグシールドやねん、という感じ
- マグシールドのマグオイルはまだ残っていたように見える
- ボディの割り合わせのスキマにグリスが入ってなかった?少なかった?ので、錆び方からしてそこから入ったんじゃ無いか。素人の憶測に過ぎないので、なんとも言えないけど
- 組み上げ時にはボディの割り合わせにグリスを塗って置いた
- どうしようか悩んだけど、結局リューターに真鍮ブラシをつけて削った
- ギアの素材がよく分からんけど真鍮よりは硬度あるだろうと決めつけた
- しかし、かなり硬い錆で完全には落ちなかった。手で触った感じなめらかにはできた
巻き心地が悪い原因はおそらく元々とギアの摩耗
- セルフオーバーホールをする前はグリスが抜けたのが原因かな?とか思ってた
- 巻き心地の悪さを表現すると、ゴリ感とシュルシュルみたいなノイズが気になっていた
- ゴリ感に関しては手持ちのレガリスでは程度の差はあれ発生してて、カルディアでは発生してないのでグレードに起因するものかも
- 一緒くたに「タフデジギア」とされてて、分解した写真を見ても違いはよく分らないので、精度に起因するのかも
- ノイズに関してはカルディアでも発生しているのでそんなもんだと思う。勘では、S字カムかローターの回転のムラに起因している気がする
- じゃあウォームシャフト式のシマノリールだと発生しないのかというと、手持ちのヴァンフォードでも比較的小さいけど似たような傾向のノイズは感じた
- ゴリ感に関しては手持ちのレガリスでは程度の差はあれ発生してて、カルディアでは発生してないのでグレードに起因するものかも
- ギアを洗って見た感じ摩耗が進んでいる雰囲気があって、回してる感じドライブギアとピニオンギアの噛み合ってるところからゴリ感が発生している気がした
- 逆回転で巻くとゴリ感は改善されたのは、摩耗してない面に当たってるから?そもそもゴリ感がどうやって発生しているのかよく分かってない
- ギア周りにはプレミアムグリス(デュラエースグリス)を多めに使ったりして改善はしたけど、結局自分が望む水準にはならなかった
- まあ、カルディアと比べてるのが酷なのかも知れない
ローターのバランスは大事
- ローターも分解清掃したけど、その際にプレートだけ取った状態で回してみたら思った以上にぐわんぐわんになってローターの重量バランスって思ったよりシビアなんだな、と実感した
- ベアリングチューンするとバランスが崩れて良くないみたいな話を見かけることもあるけど、確かに気づいてないだけで悪影響それなりにあるのかも?とか思ったりもした。気づいてなければ別に良いとは思うけど
- ちなみにローターが無い状態で回すとかなり巻きが軽くなったりもしたので、ローターが軽いのも大事なんだな、という気分になった
ベアリングリフレッシュセットは便利だった
- 今回ついにこれを買ってベアリングも全部脱脂・グリス再注入してみた
- ずいぶん昔に定価1600円なのに2600円くらいしてたけーなと思ってたけど、今見ても同じような感じだったので諦めて買った
- Prime配送じゃなくても良ければもう少し安いのもある
- 似たような別の商品がありそうなのに、なぜかこれしか見つからなかった
- ずいぶん昔に定価1600円なのに2600円くらいしてたけーなと思ってたけど、今見ても同じような感じだったので諦めて買った
- 分解できるシールドベアリングは分解してもよかったけど、分解すると回転が悪くなるかもという情報があったので分解しないでおいた
- 個人的には注入するグリスに脱脂剤や他のケミカルが混ざらないようにだけ気をつけたら、あとは結構雑に使っても良いんじゃ無いかと思った
- 多少台座側にゴミが残っててもシールドベアリングなので圧入しないと入らないはず
- グリスは投入孔の上に浅く広がる程度に入れて圧入してみたけど、回してみた感じ入ってそうな雰囲気だった
- 今思えばゴムパッキンで空気を押して圧入してる気がするので、グリスは本当に少量でも良かったかも知れない。入って無さそうだったらそのまま入れ直せば良いだけだし
今後
- 今回いじったフリームスはフルベアリングチューンしたのでこれ以上追加するベアリングは無い
- ラインローラーには昔自分が入れていた(忘れてた)
- ハンドルは今回入れた
- ダイワのリールはやっぱりマグシールドが鬼門なので、いじるのはその手前までかな……と思った
- ベアリングリフレッシュセットが良かったので、ハンドルベアリングとかはいじりたくなってきた
- ちなみにギアへの注油は機種にもよるだろうけど、少なくともフリームスはマグシールド外さなくてもボディーを開けることはできたので、注油可能そうだった。メインシャフトを外したりできないのでできることは制限されるけど、寿命延ばすための注油とかはできそう
- まあでも、デフォルトでどんなグリス使われているかは不明か?
- サードパーティーのマグオイルを買えば基本的に懸念は無いので、そんなに高くないし買ってるかも
- シマノのリールはいじれる気がしてきたので、気が向いた時にいじりたい
- 今回の結果的にいじっても良くなる保証が無いので、半分くらい遊びという気はする
- ベアリング追加のついで、とかは良いかも
- しかし、ヴァンフォードで追加できる箇所はすぐにアクセスできるところだけだった気もする