ウィッシュリストに入れていたところ誕プレでいただきました、ありがとうございます。
魚にラインが見えているとかそういう話も含まれているので、釣りエサよりもちょっと広い範囲で色々なことが書かれている本という感じ。マルキュー(エコギア)の人が書いているということは念頭に置いて読んだ方が良いかも知れない。
個人的にはおもしろかったポイントとしては部分的に事前に知っていたこともあったけど、
- 絶対的にこれが良いというよりは、相対的にこれが良いというケースが多いように感じた
- 例えば、ラインも細いから良いわけじゃなくて太いラインは学習して警戒されるので結果的に良いみたいな話とか、カラーに関しても同じ物ばかり使っていると学習されてしまうのでローテーションが有効とか、そういう話
- あえて極太のラインを使ったらそれはそれでスレ対策になったりするんだろうか?とはちょっと気になった
- あと、カラーと言ってもクリアカラーとか光を反射するようなやつはまた別の機能を持ってるんじゃないかと思ってて、そこんとこもどうなんだろうと思った
- 例えば、ラインも細いから良いわけじゃなくて太いラインは学習して警戒されるので結果的に良いみたいな話とか、カラーに関しても同じ物ばかり使っていると学習されてしまうのでローテーションが有効とか、そういう話
- 生エサよりもルアーの方が漁獲量が多くなることもあるという話
- もちろん一般化できる話ではないんだけど、こういう観点は持ち続けたい(ルアーだから釣れない、みたいな固定観念を持たない方が多分楽しい)
- 釣りキチ三平かなんかでも、素人っぽいおっちゃんは毛針を使うのはわざと難しくしてるんだいみたいなことを言ってて、達人的にはエサよりももっと釣りたいから毛針を使うんだ的なことを言ってるシーンがあった気がする(ものすごくうろ覚え)
- 鰓耙(さいは)の細かさで適切なエサのサイズを推定できるという話
- 個人的にはこれが一番おもしろかった
- メバルはルアー対象魚の中では鰓耙がかなり細かい方のようなので、その観点ではエサのサイズも相応が基準と思うと良さそう
- 7cmとか9cmのシーバスルアーでも釣れることが知られてるけど、それはなおさらどういうことなのかは気になる。バチパターンとかイカパターンなのかなー
- イワシはルアーで釣れないなと思ってたけど、鰓耙(さいは)がさらに細かいようなのでそういうところが影響しているのかも知れないと思った
- クリア系のプラグはプランクトンの塊をイミテーションしてるとか言うけどラインが見えてるなら普通に見えてると思うしそれでイワシが釣れるという話も聞いたことが無い気がするので、実際は魚からはプランクトンとして認識されているのではなくやはり1つの物体として認識されているんじゃないか、という気もした
- 逆に、ジグサビキのサビキにイワシが食ってきたりすることはあるよね、と思う
- エサの柔らかさによって口の中に残る時間が変わる、という話も面白かった
- 変わるのはそうだろうって感じだけど、硬いエサと柔らかいエサで3倍弱くらい違いがあるということで思った以上に変わるんだな、となった
あたりだったかな、と思う。 ちなみにここに書いたことは自分の解釈を多分に含んでいて間違ってる可能性は高いので、気になったら本を読んだほうが良いです。
個人的にはセンスの無さを知識や理屈でカバーしようとするタイプなので(カバーできてるとは言ってない)、こういうとっかかりになるような知識はすごく好き。
探してみると他にもこういう感じの本がいくつかありそうだったので、早めに色々読んでみたくなった。 ルアーフィッシングが多いので、このあたりから読んでみようかな。
本当はもう少し生態方面からアプローチしたいと思ってて、
この本は良い塩梅だったのでこういう本が他にもあれば知りたい。
海洋生態学的なことを勉強すると良いかと思ってこの本も買って読んでみたけど、ちょっと釣りからの距離が遠くてつらかったのだった。