ベイトリールをほとんどまともに触ったことが無い人間が書いてるので、間違ってる可能性は高いです。参考にする場合は自己責任でよろしくお願いします。
PR100用のHEIGHTEN製シャロースプールとはこれのことです。
PR100というダイワの激安ベイトリールに組み込むことで安価にベイトフィネスをはじめることができます。このあたりはまた追々何か書こうと思ってるので今回は詳しく書かない。
今回は、PR100用のHEIGHTEN製シャロースプールからベアリングを抜く方法をメモしておきます。 検索してもそういう記事が見つからなかったので。
何のためにそんなことをしているのかというと、ベアリングを取り外して脱脂するためです。 ベアリングに垂らすオイルは1~2滴で十分ということを知らずに盛大にオイル漬けにしてしまってて回転に悪影響が懸念されてたので、一度脱脂してからオイルを垂らし直したかったというわけです。
さて、サイドプレート側のベアリングの取り外しはまあ検索すればいくらでも出てくるのでその通りにしてもらったら良いんですが、スプール側のベアリングの取り外し方は検索してもよく分かりませんでした。
一般的には
こういうベアリングリムーバーってやつを使ってスプールからシャフトピンを抜くようです。
しかし正直、シャロースプールを2000円で買ってるのに工具を3000円で買うのはなんか違う感じしかしません。もちろん今後ベイトリールを使い続けていくなら良いと思いますが、自分はあくまで安価にベイトフィネスに入門したかったわけなので。
そこで調べてみると、強引にペンチを使って抜く方法もあるようでした。 追加投資したくないので、今回はこの方向でやってみました。 (あとはベアリングリムーバーを自作してる人たちもいました。手間を惜しまないならそれもアリ)
試行錯誤しましたが、結局使った道具は写真に写ってる「ゴム管を被せたラジオペンチ」「ペンチ」あと「オイルスプレー」でした。手順は以下の通りです。
- リールからスプールを外す
- ゴム管を被せたラジオペンチでシャフトピンをシャフトから押し出す
- こういう感じで
- ゴム管の方が、ビニールテープとかで保護する方法よりも保護能力高いと思います。多分
- このスプールに関してはどちらからどちらへ押し出しても良さそうでした。ただ、精度の問題か押し出しにくい向きはあったので、様子を見ながら臨機応変にやると良さそうでした
- ちなみにこのスプールはシャフトが長くてシャフトと並行に作業しようとすると大変だったので、シャフトと直行する形で作業しました
- 押し出せるところまで押し出したら、スプールに保護のテープを貼る
- シャフトピンにオイルスプレーを拭きかけて抜けやすくしておく
- これをやらないと抜けなかった
- シャフトピンを素のペンチで掴んで抜く
- シャフトピンにはペンチの傷が付きますが、回転に関わらない場所なので問題無いはず
- ゴム管を被せたラジオペンチだと滑って自分には無理でした。握力があればいけるのかも
- むしろ、スプールの強度が無いので歪ませないように気をつけましょう。スプールとシャフトの両方に力が分散するようなイメージで手で持ちながら抜きました
- 持ちにくさを気にしないなら、極力スプールには力をかけないほうが良さそう
- シャフトピンにはペンチの傷が付きますが、回転に関わらない場所なので問題無いはず
これでシャフトピンを抜いて、ベアリングは普通に抜き出すことができました。
そしたらサイドプレート側のベアリングと一緒に脱脂して、オイルを垂らして元に組み直して終わりです。
ちなみにオイルは手元にはダイワ純正のオイルとシマノ純正のオイルがありましたが、触った感じシマノの方が粘度低そうだったのでそちらを使いました。
調べた感じ、ベイトフィネスのようにベアリングの回転性能が重要な釣りをする場合はもっと低粘度のオイルを使った方が良いようです。調べた感じではこれがスポイト型で無駄が無さそうで、価格・性能的にもコスパ良さそうだった。
ただ、これも結局2000円のスプールベアリングセットに2000円のオイルを垂らすのかい?という気持ちになったので、一旦手持ちのオイルで代用した次第です。 そういうの気にしないなら使った方が良さそう。
そんな感じでとりあえずやりたかったことはできました。 ベイトリールメンテの勉強にもなってて、ベイトリール入門としては良いんじゃ無いかと思います。