下林明正のブログ

個人的かつ雑多なブログです。

深場を攻めるためのひとつテンヤを自作する方法

この記事を書いてから色々と改善点があったので

shimobayashi.hatenablog.com

に追記してます。参考にどうぞ。


モチベーション

最近友達の船でひとつテンヤを初めたんですが、みんな思い思いの釣り方をしているのでひとつテンヤにあまり向いてない結構な深場を攻めることも多々あり、一方であまり重量のあるテンヤやカブラはあまり入手性が良くないのでどうしたものかと考えていた。

ざっと思いつく選択肢は以下のような感じ。

  • 素直に通販で重量のあるテンヤやカブラを買う
    • まず間違いないのがメリット
    • 価格が高いというデメリットがある(特にタングステン)
  • 遊動式テンヤやタイラバヘッドを使ってリグを組む
    • タイラバヘッドなんかは市場に数多く流通していることもあり比較的コスパ良さそうなのがメリット?
    • 現場で面倒で交換がしづらいというデメリットがある
  • 自作する
    • 圧倒的に低コスト。かつ自分のやりたいことを好きに実現できるというメリット
    • 準備が面倒、信頼性が低いというデメリットがある

底を攻める釣りなのでロストのリスクも高いこともあり、今回は試しに自作してみることにした。

色々と調べたり考えたりしてみたけど、

www.katsuichi.co.jp

を見て確かに直リグで良いんじゃね?と思ったので、直リグを組んでみることにした。 直リグとは、

maioka-fc.info

のようなリグのこと。本来は専用のシンカーを使うけど、今回はコスパ重視で汎用のシンカーを使うことに。

材料

さっそく買った材料は以下の通り。

f:id:shimobayashi:20220116132840j:plain

全部合わせて2000円弱だった。六角オモリが1パック800円弱したので、ここは探せばもっとコストカットできそう。 スプリットリングと孫バリに使うハリスは自宅のストックを活用した。

ナス型オモリじゃなくて六角オモリにしたのは、形状的にそちらのほうが早く沈みそうだから。底が取れないと自作している意味がないので。

管付きのテンヤ針がミソ。横アイでも縦アイでもどちらでも良いと思う。大である必要性も無い。そしてこの針は特にひとつテンヤ特有のネムリなどが無く至って普通のストレートポイントのフックという感じなので、別にタチウオ針などでも代用できるかも知れない。

Amazonでなら以下のようなので自作できそうかな。

つくり方

普通に直リグを組めばほぼ完成。

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孫バリはスプリットリングに付けてます。順序も上から親バリ→孫バリ→六角オモリになるようにスプリットリングに装着してます。

難しいところは孫バリの自作以外特になかった。ので、孫バリの自作について補足する。

tsuriron.com

この記事がとても良くまとまっていたんだけど、試行錯誤していていくつか気をつけるべき点があった。それは、

  • 砂ずりをつくる方法は動画を絶対に見ること(手を動かしながら編む必要があるんだけど、言葉で説明が面倒)
  • 内掛け本結びが鬼門
    • 慣れるまで失敗すると思うので、どうでもいいラインで練習する
    • フロロ3号だと固くて難しかったので、自分はナイロン3号でやった(強度や耐水性が若干心配)
    • まず、締め込む際は本線側を引っ張ることになり、そのとき輪っかの分長くなるのでそのことを考慮すること。具体的には、輪っかは小さめにしておいて、それで数センチ長くなる分は考慮しておく。また、砂ずりはその分弱くなるので細かめに編み込んでおく
    • 輪っかに糸の端を通す際は、きちんと指で抑え続けて形が崩れないようにする(そうしないと締め込んだときに変な形になって強度が出ない)。また、ダブルラインでやっているはずなので、締め込んだ際は変に重なったりしないようにラインをクロスしないよう横に並べて軽く締め込みながら通していき、締め込んだらそのままきれいなノットになるように気を配る
    • 本締めするときは、ダブルエイトノットの輪っかに割り箸などを通して、端糸をペンチなどで掴んで締め込むとやりやすい。手でがんばってやろうとしても力をかけて締め込めないので、強度不足になる
    • 端糸を針のフトコロ側に引っ張っても動かないくらいに結べていればOK。自分は結構慣れるまで動いてしまっていた。ちゃんと結べているとノットが美しく仕上がってるはず

という感じだった。 多分シーハンターとかでやれば孫バリは楽につくれるんだけど、自分はスプリットリングに直接装着・脱着したかったので砂ずりをつくる方でがんばった。

さいごに

自分はとんでもなく時間をかけてしまったので、メモ。 またこのリグで魚が釣れたらこのエントリーに追記したい。