下林明正のブログ

個人的かつ雑多なブログです。

他者と働く を読んだ

ソフトスキルみたいなのを身に着けたいと思って読んだ。

すべての厄介な問題は、関係性のなかで起きている。現場で起きる「わかりあえなさ」から始まる諸問題は、ノウハウで一方的に解決できるものではありません。その「適応課題」と呼ばれる複雑で厄介な組織の問題をいかに解くか。それが本書でお伝えする「対話」です。忖度する・論破するでもなく、相手の「ナラティヴ」に入り込み、新しい関係性を構築すること。それこそが、立場や権限を問わず、新たな次元のリソースを掘り出して、組織を動かす現実的で効果的な方法なのです。組織論とナラティヴ・アプローチの超実践的融合。いま最も注目の経営学者、待望のデビュー作!

内容の方向性としては、自分が求めていたものど真ん中だった。 「適応課題」に対して「ナラティブ」を切り口に、「私とそれ」の関係から「私とあなた」の関係へなるよう橋をかけていきましょう、こういうふうに橋をかけていきましょう、という内容。

ただ、具体的な橋のかけ方についてはよく相手を観察してかけましょうという感じで、あんまり具体的な方法論みたいなのはよく分からなかった。それが適応課題なんですということなんだろうけど、それだと「相手の立場になって考えましょう」という一般論から一歩踏み込んだ感が薄いので、なんかもうちょっとほしい……というのが正直なところでもあった。

以下気になったところメモ。

最近この手の本を何冊か読んで、とりあえず組織~個人レベルの考え方はインプットすることができたのかなという気がする。

shimobayashi.hatenablog.com

shimobayashi.hatenablog.com

ただまあ実際に使えるかどうかは別で、知識としてあってもそれを今使うべきなのか気づけないと結局意味がない。 最近は色々と並行して考えているせいか頭がゴチャゴチャしていてあまりいい判断ができてないなと思うことが多いので、そのあたり手を入れていくと良いんだろうなあとぼんやり考えている。