「毒になる親」を読んだ

自分なりに色んな場面で色んな悩みを持っているけどそれらの根っこは同じで、この問題にきちんと取り組まないといつまで経っても解決されないということも感づいてきていたので、実際に手を付けてみようと先ずは本でも読むことにした。

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社プラスアルファ文庫)

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社プラスアルファ文庫)

読んでみた感想としてはちょっと難しくて、変わったような気もするし、変わっていないような気もする。根本的すぎて、よく分からない。 ただ、理屈は少なからず分かった。これまで曖昧なまま処理してきた感情が、少しは見えてきた気がする。 これが状況を改善する第一歩になればうれしいし、そうできるようにしていきたい。

程度の差はあれこの手の問題を抱えている人はたくさんいると思うのだけど、大部分の人はそのことに気づくこともなく、気づいたとしても手を付けること無く、一生を終えるのだと思う。 だけど、そんなんでいいわけないのは明白だから、この手の話はもっと広がって欲しいと思う。

それはそれとして、単純に読み物としても面白い。家族の持つ役割だとか、人間の精神が形成されていく過程などの理解が深まる。他人の抱えている問題を推論する助けにもなるだろうし、家族とは別の社会組織にあてはめて考えることもできる。

僕は中世のピレネーの村について書かれた歴史書も気が向いた時に読んでるんだけど、中世だから色々と荒れていて歪な家庭が多い。そういった因果関係を楽しむのにも便利だと思う。

中古で買った本なのだけど、前の持ち主がチェックリストに青ペンでマーキングした跡があった。前の持ち主の問題は解決したのだろうか。そんなことを考えながら、僕はその上にボールペンで書き加えていった。