上司と部下の望ましい関係性

上司は、ディレクターやマネージャーといったロールを想定している。

絵を描く人と、SAI(有力なペイントソフト)にあるような補正付きブラシの関係性が望ましい、ということを思った。

上司は始点と終点を決める。部下は始点と終点を「いい感じに」引く。

「いい感じに」とボカした。始点と終点というと直線を思い浮かべると思うけど、実際はコンテキストに依存する。例えば、円を描くコンテキストの上で始点と終点が与えられたのなら、直線ではなく曲線を描かなければならない。

コンテキストの抽象度によって部下に求められる空気読み力が変わってくる。 始点と終点を与えられて「地平線を描いてよ」って言われたら、地平線ってどんなだろうとか、空気を読む必要がある。 上司の思い描く地平線を直線にバラバラに分解した上でそれぞれの直線の始点と終点を与えられたら部下は直線引きまくるだけでいい。空気は読まなくていい。

上司は部下の空気読み力に合った抽象度で指示を与えなければ思ったように線は引けない。

たまに始点と終点を決めないまま指示を出すことがある。 そういう場合は犬が自分の尻尾を追いかけて回転している、ハエのとんだ軌跡、そういったものが実現され得るということについてリスクを承知しなければならない。 バベルの図書館から意味のある書籍を引くつもりならそれでも良い。

逆に、部下が勝手に始点や終点を変えてしまうのもいけない。 抽象度が高いほど引き方は任せられるけど、始点と終点は変わらない。

始点と終点、マクロにもあるしミクロにもある。 ミクロの積み重ねでマクロに至るけど、マクロに至るまでにミクロは調整を繰り返しながら向かっていくことになるだろう。それは上司の役目。上司の上司の役目。

そして、なんとなく勝手に二次元のグラフをプロットするようなイメージで語っていたけど、実際にはもっと多次元のグラフを描いていくイメージが正しい。現実のパラメーターは無数にある。

なんでこんなポエムのような文章を書いているのかというと、こういうことを常に考えているからです。