釣りエサのひみつ を読んだ - 下林明正のブログこの本が良かったのでこの手の本を他にも読むことにした。
『ルアーのひみつ 魚がヒットする、動き・色・素材・仕組みの真実』6月上旬発売にある目次を見ると大体どんな本か分かると思う。
個人的に良かった点
- バイトについて分類的な視点を得られたのは良かった
- 食欲と攻撃の2種類しかないという話
- 捕食スタイルの章のケース1~4も参考になる
- 後続の章と合わせて、フックセッティングに関する理解も深まった。特にスイミングフックやフックの向きについて以前よりも意図を理解できるようになった気がする
- レッドヘッドカラーに関する話も面白かった
- このあたりのウンチクは以前どこかで自分も見た覚えがあったので、本当か?と気になっていた
- アワビ張りのエギにイカがかじった痕が多かった的な話も良かった
- アワビシートとかって良くあるけど、効果あるの?と思ってたので
- 普段触れることの無いルアーに関する知識を得られたのも良かった
- 自分は中古釣り具を眺めるのも結構好きで、これなんだろう?というルアーも結構あったので
- JUNK FOOD item: T-6039 Flamingo-Giller 12g フラミンゴギラーウィードレス
- このルアーのヒットしたらフックがズレてフリーになる仕組みは面白いなと思った
- ボンバーが和製英語ということも知らなかった
- なんでボーマーなんだろう?と思っていた
個人的に微妙だった点
- あくまで著者の見解として受け取ると良さそう
- 紹介するルアーのチョイスに偏りを感じる。ので、一部分でしか無いという前提で読むと良さそう
- 分かりやすいところで言うと、例えばシマノのルアーについては全然言及が無い(と思う)
サラゴサ通り(Zaragoza St.)に出没する娼婦のように艶めかしく動くことからその名がついたと言われているヘドンのザラゴッサ(Zaragossa)だが、ここがいわゆる売春街だったという記述が見当たらない。
— ルアー千一夜☆公式 (@lure1001) 2023年7月11日
米コレクターですら『日本人に聞いた話』と言ってる。
このネーミングに関する確かな情報求む。- というような話もあるようなので、全部が事実とは限らない可能性もありそう
- 紹介するルアーのチョイスに偏りを感じる。ので、一部分でしか無いという前提で読むと良さそう
まあ、釣りに直接役に立ちそうな内容は主に前半に集中していたと思うので、そういうのを求めてこの本を読むとちょっと違うとなるかも知れない。後半は割とルアーの分類と簡単な歴史と紹介という感じなので、興味があれば楽しめると思う。
ページは350ページくらいあるけど、写真が多いし字も大きいのでそんなに読むのに時間もかからないと思う。
そしてこの流れで別の本も読みたくなったので、すでに手元に届いたこの本を次は読む予定。
この本を読み終わったら、また多少真面目な本を読むのに戻ろうかなー。