下林明正のブログ

個人的かつ雑多なブログです。

ズブの素人がソルトベイトフィネスで飛距離をある程度追求してみた記録

そもそも飛距離を求めるのが間違ってる……のは分かってるんですが、ソルトベイトフィネスの主な用途?であるところのメバリングをサーフメインでやってるので、やっぱり飛距離が欲しいなと思ってここ半年ほど気が向いたときに無駄なあがきをしてました。

調べていてもあんまり情報が無いと感じたので、自分なりに感じたことや分かったことをまとめておきます。 多分大いにおかしいところがあると思うので、その辺り差っ引いて読んでください。

最初に結論から

測定は雑、条件もバラバラ、ところどころ推測で適当な値を入れているので超々粗々の参考値としてですが、個人的には飛距離は大体こんなもんだろうとなりました。

タックルと飛距離

いくつか補足すると

という感じです。

ある程度機材を詰めたら下手くそな自分でもスピニングと同等~8割程度は飛ばせるんじゃないか、という印象でした。

オルガリップレスの飛距離がスピニングとベイトで大差無いのは、TR93が比較的固めのロッドなので軽いルアーを投げるのにおそらくそこまで適してないことがあるのではないかと考えています。

こうして表にすると、飛距離に関するデメリットはプラグ中心ならウェーダー履いて5mくらい立ち込めば大体打ち消せる、と考えられそうでした(言い換えると、それくらいしないと飛距離面での不利はある)。

多分、ロッドは大事

数本試した程度ですが、ロッドによる差は結構ある印象でした。

特に個人的に印象に残ったのはInte 79で、借してもらって投げてましたがバックラッシュのしなさやそこからくる飛距離の出しやすさを感じました。 が、いかんせん価格がお高い! 価格なりの価値はあると思いましたが、メインタックルを大きく超えるお金を出す勇気は無かった……。

ので、色々調べた結果個人的な予算に収まって(=中古市場でそこそこのお値段で手に入りやすい)飛距離が出そうなロッドとしてBC 82/Bを選びました。

トリガーの小ささなど事前に気になっていたことはありましたが、概ね期待通りで満足しています。 コスパを重視するなら、かなり有力な選択肢じゃないでしょうか。

なお、ソルティースタイルが悪い竿かというとそういうことは無いと思ってて、そもそも用途が違ってて適正キャストウェイトなども違うので、今回選んだルアーの飛距離という面だけで見ると低く出てしまっているというだけだと思っています。 ソルティースタイルのラインナップの中でも遠投を意識したモデルもあるので気になるところではありました。

ちなみに、予算とか何も考えなければスミスのダークシャドウなども気になりました(名前が勢いがあっていい)。

当然、リールも大事

先述のグラフには載せてませんが去年はPR100でソルトベイトフィネスに入門してたんですよね。

shimobayashi.hatenablog.com

ただまあやっぱり、アルファス(AIR)を買ったところ投げやすさにびっくりしました。

特に自分のような下手くそにとっては、バックラッシュ耐性の高さ=勢いづけた投げやすさ=飛距離のでやすさみたいなところもあって、下手くそほどリールに投資したほうが良いと実感しました。

そしてBC 82/Bを買ってみてまだ飛距離に満足できなかったので、28mmスプールのアルファスから32mmスプールの何かに乗り換えるともう少し伸びるのでは?というアイディアをどうしても試したくなって、教えてもらったり調べたりした結果ソルティストにゴメクサスのシャロースプールを入れてみることにしました。

結果はグラフの通りで、多少は伸びたかな?という感じでした。この時点で高級な釣具を買わない範囲内でできる試行錯誤は概ねやった気持ちになったので、満足しました。

なお、ゴメクサスのシャロースプールはおそらくインダクトローターがブレーキマグネット部に擦れる音がしていて、3個ほど試したのですが全部音鳴りがしたので仕様と思って諦めました。直すのも難しそうでした。 音が鳴らない人もいるようなので、リール側の個体差との相性などもあるのかも知れません(人に聞いた感じ、ソルティストだとダメというわけでは無さそうだった)。

アルファスとソルティストの違いとしては、

  • 多分3g未満のルアーのときのラインの放出スピードがアルファスの方が早い
    • 特にソルティストはシャロースプールが擦れてるということはその分余計に遅くなってるかも知れない?不明
  • アルファスのスプールはブランキングされてて強度的に不安なので、シャローフリーク15gとかはあんまり投げる気がしない
    • ゴメクサスのスプールは最悪買い直しになっても価格的にダメージが小さい
  • バックラッシュ耐性に関してはそこまで大きな違いは感じていない
  • ソルティストのパーミングカップをあけるのはネジをあけないといけないのは面倒といえば面倒
    • しかしライン落ちなどはいまのところ発生してないので、それで困ったことは無い

というふうに思っていて、重めのものか軽めのものどちらに軸足を置くかで使い分けています。

自分は成り行きでリールを複数台今も所有していますが、普通はどっちかあれば十分な感じはしてます(手放すならアルファスだけど、結構気に入っている)。 まだ最近新製品情報が出ただけで実際のところはよくわかりませんが、ソルティストのベイトフィネスモデルは30mmスプールということもあってこれらの中間的な性能になりそうなので、今後は最初の一台はそれで良いのでは?となりそうな気もしています。 ベイトアジングみたいな極端に軽いリグを扱う釣りをする予定も今のところ無いですし(今のところ最軽量で渓流ベイトフィネス)。

ちなみに予算を気にしなければ、STEEZ CT SV TWとかIR CT SV TW PE Specialあたりも気になりますね。

あと30mmスプールなのでアルファスと大差無いかなと思って試してませんが、調べた感じZENON LTXもコスパ良さそうでした。最近可変ブレーキを搭載したスプールもアブガルシアから発表されてたしなお良さそう。 仮に今最初の一台を買うなら、たぶんZENON LTXを買いますね。

飛距離計測時の注意点

多くの人はハンドルの回転数*巻取り長で飛距離を計算すると思うんですが、

  • アルファスのようにモノフィラメントラインを巻くことも想定しているスプールにPEだけ巻いている状態だと、スプール直径の実寸は思ったよりも小さい=スペック上の最大巻取り長よりも実際の巻取り長が短くなるはず
  • 一方でゴメクサスのシャロースプールなどはPEだけ巻いている状態でもそれなりのスプール直径がある=スペック上の最大巻取り長に近い巻取り長になるはず

という違いがあるはずで、注意したほうが良いと思いました。 自分がPEラインを巻いたスプールの直径を実測して計算してみたところ、

こんな感じになりました(単位はcm)。 算数苦手なので合ってるか分からんけど、例えばスプールの直径が23mmでギア比が8.6だったら23*3.14*8.6/10=62と計算しています。

まとめ

色々がんばってみた結果それなりに飛ぶようにはなったので、気が向いたときの味変要因としてソルトベイトフィネスをやってみるのは個人的には全然アリだなとなってきてます。 バックラッシュも欲張ってブレーキを弱めすぎなければそこまで気にならない感じになってきました。

ベイトキャストが楽しいというのは事実で、魚を釣りたいだけならぶっちゃけ不要だと思いますがそれならそもそもルアーじゃなくて良いじゃんって話もあるので、自己満足大事だなと思っています。不思議な魅力があります。

ロングリーダー使えるのはライトロックとかやるときは結構良いです。 別にスピニングでもモノフィラメントラインだけ巻いたら良いじゃんという気もしますが、PEの性質といいとこ取りできるのが良いという考え方もあるかと思います。

ボトムが取りやすいのもやっぱりライトロックやるときとかはやりやすいですね。

そんな感じで、一応メリットらしきものも多少は実感できるようになってきました。 もう少しやり込んで、やりたい釣りや釣り場に合わせてスピニングもベイトも両方使えるようになれたらもっと釣りが楽しくなりそうで良いなと思ってます。