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というわけで、意外とできました。
CADを学ぶ
Fusionってやつが個人なら無料で使えるらしいぞ!ということで勉強開始。 といっても、眠気をこらえながら適当にググったりChatGPTに質問しながら雑に触っていたらいつの間にか夜が明けていた。
気の迷いでCADに挑戦してたらとんでもない時間になってしまった……。
— メキシコの漁師 (@shimobayashi) 2024年5月31日
せっかくなので3Dプリンターに吐かせてみたい
最初はタイムラインの概念を誤解していてUndo/Redoの履歴がずっと保存されているくらいにしか思ってなかったんですが、実際は歴史改変ができる機能ということが分かり製作速度が爆上がりしました。 最初から普通にチュートリアル動画みたいなやつを見たら良かったです。
多分見た動画はこれだったと思う。僕がごちゃごちゃ説明するよりもこういう動画を見たほうが良いと思います。
モデリング自体は実際のベイトロッドのトリガーを観察しながら、3Dプリンターでつくっても壊れ無さそうに適当に強度を確保しながらつくりました。 が、この時点では3Dプリンターの知識は聞きかじった程度しか無かったので、多分実際に印刷してもうまくいかないだろうと思っていました。
3Dプリンターで印刷する
せっかくモデルをつくったので印刷したすぎるとなって、3Dプリンターのあるお宅にお邪魔させていただきました。
印刷は最初の2回くらいは失敗しましたが、3Dモデル自体の問題というよりは印刷設定の試行錯誤という感じでした(サポートをつけずに出力したかったけど難しそうだった)。 びっくりしたんですが、今どきの3Dプリンターってこれくらいの大きさのものなら20分くらいで印刷できるんですね。なんとなく2~3時間くらい待たされるイメージでした。
そして初回の完走後、実物を見てみたら意外ときれい! 積層痕はありましたがあまり気になりませんでした。
ただ、最初は両面テープで取り付ける形を想定していましたが薄い両面テープだと粘着力が足りなくて、厚い両面テープだと内径が足りなかったので、1mmほど内径を大きくして印刷し直し。 そしたらもうそれで十分使えるものができてびっくりしました。
その後、見た目や付け外しのしやすさを考えてめんどくさがってやっていなかったネジで締め付ける写真にもあるような形に色々アドバイスをいただきながら変更して印刷しなおして、それもうまくいきました。
ただ、形状が変わった都合で積層方向やサポート材の位置が変わって表面のガタツキみたいなのはちょっとむずかしくなりました。
意外といけるじゃん?
ほぼ何も知らない状態から週末をつかって一気に3Dプリンターで部品をつくれるようになった、と言ってもまあ良いんじゃないかと思います。
CADも動画を見たらとりあえず簡単なものはつくれるくらいは簡単だし、3Dプリンターも印刷は十分早いし今どきの良いプリンターはあんまり気を使わなくても結構いい感じに印刷してくれるそうでした。
このシリーズがおすすめとのこと(使わせてもらったのはこのシリーズのもっと良いやつ)。
積層痕がきになるかなと思ってたけど、実際はあまり気になりませんでした。どちらかというと気になったのはサポート材を剥がした痕で、これはちょっと工夫がいるかも。
今回は紙やすりで削ってマニキュアトップコートを塗ってみましたが、あんまりうまくいかなかった気がするので印刷してサポート材を剥がした時点できれいになるようにつくるのが良さそうかなという所感でした。
マニキュアトップコートは粘度が高い方から塗ったほうがいい感じに平滑化してくれて良さそうということが分かった。理屈で考えりゃそりゃそうだろって話だけど
— メキシコの漁師 (@shimobayashi) 2024年6月2日
強度的にも、念の為薄い場所でも2mmでつくりましたが1mmでも大丈夫だった気がします。 ほどほどにたわんでくれるので、次はそれを前提にモデルをつくってもいいかなと思ってます。
フィラメントのコストは正直使ってみないとよく分からない感じでしたが、猛烈に印刷しなければまあ大丈夫なんじゃないかという雰囲気はありました。
昔からうっすらと3Dプリンターへの興味があったんですが今回の件で残る障壁はお金と置き場所くらいになって、割と買っても良いんじゃね?という気持ちになってきてます。 自分の場合は主に釣り関係で色々遊べそうなんですよね。あとは、TRPGをたまに遊ぶのでそのときに使うフィギュアとかも印刷してみたりしたい。
何より、こういう新しい活動っていうのはゲームの序盤と一緒で一気に成長を実感できて楽しいです。