下林明正のブログ

個人的かつ雑多なブログです。

3Dプリンター(Creality K1C)を初めて買ってセットアップした

前回の体験で買うしか無いとなって買った。

こういうとき自分は普通半年くらい悩んでから買うんだけど、3Dプリンターの世界は日進月歩感があって悩んでいる内に持ってる情報が古びて振り出しに戻りそうだったので、今回はまあまあ勢いで買うことにした。

購入する3Dプリンターの選定

自分の要件は突き詰めると、

  • ABS対応
    • ルアーとかは耐熱性や耐衝撃性の観点でABSが良いらしい
  • 予算8万円以内
    • 結局飽きて使わない可能性などもあるので

という単純なものだった。

他にも色々と要素がありそうだけどよく分からないので、詳しい人のアドバイスに大人しく従うことにした。 その結果、Creality K1かCreality K1Cのどちらかが候補ということになった。

価格差は1万円で、カメラ搭載だとか分かりやすい部分以外にも色々と細かい部分が改善されているようで、レビューなどを色々と読んでみた結果個人的には価格差分の価値はあるだろうと判断してK1Cにした。

store.creality.com

自分が買ったときはセールと初回クーポンみたいなやつの組み合わせで本体は63000円くらいで買えた。

公式代理店で買うことも考えたけど、これも詳しい人に聞いてみた結果今回は安さを取って公式ストアから買った。

ちなみに、調べてた感じ一昔前だとAdventure 3ってやつが流行ってたっぽい。今はそれをおすすめする情報はあまり見かけなかったので、やっぱり日進月歩を感じた。 さらにちなむと、お金に余裕があるならBambu LabのP1Sが良さそうだった。ただ、今回は予算オーバーだったので自分は見送った。

セットアップ

注文してから3日くらいで届いた。もっと待たされると思ってた。

基本的にはマニュアルの通りでできたけど、気になった点はいくつかあった。

  • 置き場に関しては背面にフィラメントホルダーを付ける+多分排熱のために空間を確保したほうが良いので、覚悟していたよりもさらに10~15cmくらい?手前に本体がきた
  • 日本語は翻訳が怪しいので英語で使うことにした
  • 全体的に汚れが付いていた気がする
    • 気分の問題だと思うけど、都度ウェットティッシュで拭き取った
  • 電圧設定を変えるスイッチが奥まったところにあって壊れてないか心配になった
  • フィラメントのExtrudeに四苦八苦した
    • 結局、フィラメントを手で押し込むのが足りてなかった。ちょっと引っかかったくらいでやめてはいけなくて、ノズルの奥の奥くらいまでガンガン押し込むことが必要だった
    • フィラメントをロックする機構もマニュアルには載ってなかった気がする。検索して知った
    • Extrudeしたときにフィラメントがヒョロヒョロ出力されたらちゃんと動いている、ということっぽい
  • 意外とキャリブレーションに時間がかかる(11分ほど?)ので注意

結局、開封を始めてからBenchyを印刷するまでに1時間~1時間半ほどかかっていたようだ。

実際に印刷してみて

内蔵されていたBenchyについては特に語ることなし。 16分くらいで印刷できて、普通にきれいだと思う。

振動がすごいというレビューが多かったけど、床に直置きしてるせいか個人的にはそこまで気にならなかった。 それよりも、PLAだと上蓋を開けることもあってかファンの音がうるさかった。 あと、見た目は思ったよりかっこいい。動いているときの様子なども含めて、近未来感がすごい。

Creality Printを使ったLAN Printもやってみた。 Creality Printの基本操作・使い方・ダウンロード・インストール方法│3Dプリンター IT CUBEを参考にしたけど、結構ソフトのUIが変わってて大枠でしか参考にならなかった。 まあでも、以前この手のソフトをいじってるところを見せてもらってたこともあって、勘でなんとかなった。

前回印刷してもらった自作モデルの改良版を印刷してみたところ、改良前のモデルは使わせてもらったBambu Lab P1S(だったと思う)で14分くらい?かかっていたと思うけど、K1Cでは6分くらいで印刷できた。 細かい設定などが違うんだろうけど、それにしても早いと感じた。

ただ、自分のモデル設計が良くなくて細いところに入れたサポート材がうまく除去できなかった。

サポート材といっしょに本体も折ってしまった

このあたりは今後の試行錯誤が必要そう。 それ以外は概ね良好そうに見えた。

とりあえず、届いたら調整したりチェックしようと思ってたことがいくつかあるのと、フィラメントがダメになるまえに除湿ボックスを自作したいと思っている。 もし壊れてることが発覚したら面倒なので、返品可能な内にさっさとやってしまいたい。