下林明正のブログ

個人的かつ雑多なブログです。

フリーランスに関する本を何冊か読んだ

人生について思うことあり週休3日とか時短みたいな働き方にも興味がわきつつ、軽く調べてみた感じ普通の会社勤めではなかなか実現可能性が微妙そうだった。ので、フリーランスをやってる友達何人かに軽く話を聞いてみたり、フリーランスに関する本をダラダラと何冊か読んでいた。

とりあえず最初に読んでみた。固定レイアウトなのであんまり細かいことを思い返せてない。 主にフリーランスのイラストレーターやデザイナーとして働くことのメリット・デメリット、成り方などについて広く浅く書かれていたと思う。

自分と職種が全く違うので正直そこまで参考になる感じではなかったけど、デザイナーの人たちのキャリア観みたいなものを多少は知れたのは良かった気がする。

もう少しWeb系に絞って見たいと思って読んでみた。 Web系の色んな職種でフリーランスとして働くことに関して、それぞれどんな感じなのかとか成り方について書かれていたと思う。 自分の場合はこの中だと仮にやるならWebエンジニアということになりそう。

しかし今は主にマネージャーとして働いているので、多分もっとニッチであろうアジャイルコーチみたいな感じで働くことを試みつつ、エンジニアとの二足のわらじになるのだろう、という感じもある。 前者の需要もそれなりにあるらしいとは聞き及んでいるが、実際のところどんなもんなのかは正直良く分ってない。

個人的にはWebマーケターに関する情報がおもしろかった。 というのも、釣りの関係者が色々とSNSで活動してたりするわけだけどやってることは結局これだなーと思ったので(ミニ四ファイター的要素もあるけど、構成要素の一部って感じがする)。

フリーランスといえば税務処理がめんどくさそうというイメージがあったので読んでみた。

扱っている内容はカタいけど、個人的にはこの本が一番おもしろかった。カタい内容をやわらかく伝えようとしているし、内容についても興味深かった。

この本を読んで一番良かったことといえば、フリーランスと一口に言っても色んな働き方をしている人がいて、当然その中には税務処理とかめっちゃ向いてない人もたくさんいるんだけどその人たちでもやってるんだから、自分でもできないことは無いでしょという気持ちになれたこと。 むしろITリテラシーがある分向いてる方かも知れない。

自分はリスクを過大視する傾向があるので、未経験の物事を必要以上に難しそうに感じてしまいがちだけど、世の中で流行ってたり一般的に行われていることは基本的に世の中の人々のレベルに合わせられているので、自分が著しくアホでなければまあなんとかなるだろうという気持ちを持っていきたい(アホだったらどうしようもないけど)。

どれくらい稼ぐとどれくらいめんどくさい税務処理が発生するかとか、会社勤めでも経費精算とかでああいうことをなぜやってるのかとか、会社勤めの節税なんてあんま大したことできてないっぽいなというところもなんとなく分かったのも良かった。

あとはインボイス制度の話とか五公五民の話もおもしろかった。


とりあえずこれまで働いてきて元々知ってた情報と総合してなんとなくフリーランス像が掴めてきたのは良かった。 フリーランスとしてやっていく心得みたいな情報も色々あったけど、別にフリーランスじゃなくても一般的な社会人として好ましい性質みたいなことも色々書かれていたような気がするので、社会人3年目くらいで読んでても良かった気がする。

正直フリーランスやってる友達もそんなに本を読んだりして勉強してフリーランスをはじめたというわけでもないようだったので、これ以上の勉強は一旦しなくて良いかなと思っている。

実際自分がフリーランスをやってみるかどうかは、人生とキャリアをどう考えるか次第だなと思う。 今の勤め先に関しては長期間勤続していることによる貯金も色々あると感じているし、会社勤めの方が得やすいスキルなどもある気がしている。 キャリア意向自体もどういう人生を送りたいかと表裏一体だと思っていて、結局ライフプランニングの話に収束していくんじゃないかと考えている。

フリーランスの不安定さみたいなのはあんまり気にしていなくて、自分の場合は生活費が少ないので別に収入が不安定でも何とかなるだろうというのと、最悪会社勤めに戻れば良いだけの話だなーとは思っている。だんだんいい歳になってきたのでそんな気軽に会社勤めに戻れるのか?という話もありつつ、そもそも戻れないスキルだとしたらフリーランスとしても成立しなさそう。終身雇用はさすがに期待してないので、むしろ早めに転んでおいた方が良いのかも知れない。 歳食ってから家を借りられるのか?というところも不安ではあるけど、高齢化や独身の拡大、地方都市の衰退による家余りなどと相まって自分が老人になるころにはまあ何かしらの解消はされているだろう、と楽観的に見ている。

一番良いのは先ずは副業をはじめてみることだとは頭では分かってる。実際にやってみることで、向いてると思うかも知れないしありえないと思うかも知れない。けど、仕事と釣りと生活でもう時間が足りてないので全然やる気が起きない。フリーランスに関心を持っている理由も冒頭に書いたとおり仕事の時間を減らしたいからなので、本業の時間を減らせるならそれですでに達成できているわけだし、相反している。

とはいえゼロイチ思考は良くないのでもう少しちゃんと考えてみると、今でも有給は使い切れずに消滅したりしているのでそれを使えるだけ使うべきだし、副業といってもガッツリからかじるだけまでグラデーションがあるはずなので、うまいことバランスを取れば多少の負担増で必要な学びを得ることはできるかも知れない。税務処理の負担増が一番割に合ってない感じがするけど、そこも学びたい対象なのでまあ仕方が無いか……。 筋トレとか英会話学習と似たような雰囲気があるけど、お金がもらえるだけマシかも知れない。

先ずはライフプランニングの話に決着を付けつつ、必要になったら副業と確定申告について軽く学習するのが良い気がしてきた。それこそ周囲にやってる人が結構いるので、聞いてみたら良い気がする。