下林明正のブログ

個人的かつ雑多なブログです。

Reactハンズオンラーニング を読んだ

新しめのJavaScriptとかTypeScriptについては以前軽く勉強していたけど、Reactなど主力コンポーネントたちについては勉強できてなくて最近のフロントエンドの世界の雰囲気が掴めていないことに課題を感じていたので、同僚におすすめされたこの本を読むことにした。

良かった点

  • Reactだけに限らず、新しめのJavaScriptの書き方からはじまってwebpackやBabelなどおおよそ現代的なフロントエンド開発で最低限把握しておくべきコンポーネントたちについてステップバイステップで広く浅く教えてくれた
    • 個人的には、フロントエンドの世界は主要なコンポーネントがたくさんあってめんどくさいな……と思っていたので、ありがたい
    • レビューでは「ハンズオンではない」という意見も多そうだけど、自分にとっては良いハンズオンになったと思う。一方で、たしかに完全な初心者がこの本から学び始めるのは難しいと思う
    • ちなみに、なぜフロントエンドのことを知らない自分が「おおよそ現代的なフロントエンド開発で最低限把握しておくべきコンポーネントたち」を知っているのかというと、業務で関係はあるから
  • ぼちぼち新しい本なので、ぼちぼち新しい情報が載っている
    • 変化の早い分野なので新しい情報であることは重要
    • 初版は原著が2020年7月、翻訳版が2021年8月っぽい

微妙だった点

  • ハンズオンということで当たり前ではあるんだけど、この本独自の重要な知見とかそういうのはあまりなさそうな印象だった
    • なので、時間とやる気がある人ならネットで検索しながら勉強するような形でも特に遜色ない学習はできそう。自分はお金を払ってショートカットした
  • 読んでてあまりワクワクしなかった
    • こういうことができるようになるんだぜ!すごいぜ!みたいなワクワク感は不思議とあまり感じなかった
    • まあこれは僕の感性とか想像力の問題かも

そんなわけで、ある程度プログラミングの経験はあるけどReactや最近のフロントエンドの世界をほぼ知らない人にとっては良い本なんじゃないかと思いました。そうじゃない人にとってはあまり価値は無いかも知れない。

あとは実際にコードを書いていって身につけていけると良さそう。 まだ2d6とか書くとダイスロール結果を仮想リストでたくさん表示してくれるだけのかんたんなおもちゃをテキトーに書いただけの状態。

次は、Demo of String_random.jsで遊ぶのが好きなんだけどいい感じの文字列が出るまでGenerateボタンを連打するのが面倒だと思っていたので、生成結果を仮想リストで大量に表示してくれるおもちゃをつくろうかと思っている(ダイスロールはその布石)。便利そうなのでどっかでホスティングもしたい。

ただ今の所思いついてるネタはそれくらいで、その先はどうしようかなあというところ。

例えば、無料でホスティングしてくれるようなヘッドレスCMSと組み合わせてなんかつくると面白そうだし勉強にもなりそうだなあと思うけど、具体的にそれで何をつくるとうれしいのかというところにアイディアが無い。 普通に考えたらブログなんだけど、別にはてなブログで良いと思うし……。 まあ、ありがちだけど自己紹介ページとかを置き換えるのは良いかも。以前はGitHub Pagesで静的にやってたけど、結局編集が楽じゃないと放置するので今はScrapboxにしてて、しかしこれはこれでそっけないとは思ってた。 元気があったらなんか無料のクラウドデータベースとかと組み合わせてなつかしの一行掲示板とか設置してみたい気もする(すぐに破壊されそう)。

それにしても読むのに時間がかかってしまった。どうせ一気に全部は頭に入らないので、もっと読み飛ばせばよかったと思う。 次に読む本としてはチームトポロジーをすでに並行して読んでいたので、まずはそちらを読み終わりたいところ。