ここ1年くらい色んなチームを転々として開発プロセスを整えたり開発計画を立てたりする仕事をしていた。
必要なことはできたとおもうけど、ここはもっとうまくできたなと後になって思うことも多かった。
せっかくなので、まとめておこうと思う。
1. 狙いを明示して、それに従って整理していく動きがもっとできていたら、なお良かった
扱うのは開発プロセスと言っても具体的には人間の行動を規定していく動きなので、頭の中にある考えを具体に落としていく際にこれができていたら、納得してもらえる可能性が高まっていた。
もちろん全くしてなかったわけではないけど、より意識的にできていると良かった、という話。
仮に納得してもらえなくても、理解はしてもらえるような努力はもっとしても良かった。
そうなっていたら、より前向きかつ意図通りに行動してもらえる可能性が高まるので、より強い統制ができていた可能性がある。
2. 自分の頭と自分の足で情報を集めていけると、なお良かった
直接聞いてみると事前に聞いていた話と違うということがあったので、一度自分の足でちゃんと情報を集められていたらもっと課題が発見できていた可能性がある。
また、これは反省というよりは今やってうまくいってることだけど、やはり事前に仮説を立ててヒアリングを通じて検証するという形を取っていると、得られるものは多いなと思う。
まあ、自分でやることを重視しすぎるとそれはそれで時間がかかるので、明らかに解決しないといけない課題があったり使える時間が限られている場合はこだわりすぎなくても良いと思うけど、基本的にはできるときはやっといた方が良いのだろう。
今後など
shimobayashi.hatenablog.com
のことを思い出すと、1は「意思決定」はできてるけどそのフォローがもっとうまくできたということだと思うし、2はまさに「情報収集」に関してだと思う。
なぜこの本のことを思い出すのかというと、近いうちに(これまであーだこーだ書いておきながらようやく)よりEMっぽい働き方をしていく感じになりそうなので。
ただ、自分は明らかに(確か本にも出てきたと思うけど)伽藍タイプを好む人間なんだけど、バザールタイプのメンバーが集まったチームに身を投じていくことになりそう。ので、多分色々と合わなさそう。
が、そんなことを言っていても仕方が無いし、今後も生きていればバザールタイプの上司の下で働く機会もそれなりにあるだろうし、タイプが違うからこそ違う視点で出せる成果もあるかも知れないので(これはめちゃくちゃ意識的に楽観視しようとしている)、その練習だと思ってやっていこうとは思う。