キャンペーンなので前回のセッションの続きということで、今回はどどんとふとSkypeを使ったオンセで遊んだ。
良かった点
- 思ったよりもまともに遊べた
- 実はオンセ殆どやったことがなくて、経験が浅い
- 時間の都合を合わせづらい間柄で遊べた
- 盤面やコマの配置、HPやイニシアチブの早見などリアルでやると若干面倒な部分が便利になっていた
悪かった点
- どどんとふの遅延が激しい。公式鯖以外の別鯖だと解決するのかも
- 音声通話は疲れるしリアルにはある「間」が無いのでコミュニケーションし辛い
- キャラクター会話をチャットに分離できればある程度解決できそうな気がするけど、遅延が激しいので採用しなかった
- 通常はBGMを流すスタイルでやっているんだけど、音声通話越しに音楽を流すソリューションが無かった
- マスターがLINE-INに音楽を流すスキルがあれば一応解決していた問題ではある
やはりいちばんうれしいのは、地理的・時間的制約を緩和できることだろう。 TRPGは大体地元の友達と遊んでいるのだけど、自分は地元から離れているし休日が合わないヤツが多いので、最近は年始とお盆くらいにしか遊べないという状態だった。
以下妄想。
どどんとふはFlashアプリで、成立した時代を考えるとベストな選択肢だったと思うのだけど、近年は政治的理由によりFlashの地位がどんどん失われはじめている。多分、5年後くらいには今で言うJavaアプレットのような扱いになってるだろう。 Flashプレイヤーそのものが割りとWindowsに最適化されていたフシがあるし(要出典)、Chrome内蔵のFlashプレイヤーはいちいち挙動が怪しいし、TRPG界隈でもiPadを活用する例が流行りつつある気配があったりして、とにかくこの流れには逆らえないだろうと思う。
多分数年の内に、俗にいうHTML5で再実装されたどどんとふが誕生するだろうという気がしている。といっても完全な移植ではきっとなくて、以下の様な特徴を備えていそうな気がする。
- 最小限のツールセットとして機能を提供する
- HTML5で大きなアプリを記述するのは自殺行為なので、足りない機能は他のソフトで補ってもらう
- 画像をドラッグアンドドロップなどでシームレスにアップロードできて、非グリッドな空間に自由に配置して共有できる
- ゲームチャットと雑談チャットの両方を並行して扱える
- SoundCloudから引っ張ってきた音楽を全員に端末で流すことができる
- それ以上の機能は殆ど提供しない
- botのためのAPIを備えていて、遊ぶルールに合わせてbotを利用する
- マルチデバイス対応している
完全に妄想だけど、少なくとも僕だったらこういう感じにするだろうなという、ぼくのかんがえたさいきょうのオンセツールでした。
ここ数年は企業側でもTRPGの営業に力を入れそうな気配が続いているような気がするし、そちらの方からこういうプラットフォームが誕生するかもしれない。でもその場合は多分、既にリリースされているもののようにもっとリッチなものになるだろう。