- 作者: James O. Coplien,Neil B. Harriosn
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2013/08/23
- メディア: Kindle版
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おもしろいんだけどかったるい感じがして読むのにめっちゃ時間というか期間がかかった。 雰囲気的にはオブジェクト指向入門に似ている。 本を読まない期間が続いたのでいまいちな日々を送っていた。 まずまずの本を効率良く読んでいた方が楽しいし成長していた気がする。
この本自体の感想みたいなのは他にもたくさんあるので置いといて、こうしたかったるさについてもう少し考えてみたい。
結局、自分は1冊の読書によって知識はそれほど蓄えられないと思っていて、示唆に富んだ洞察を2つくらい持ち帰れば良いというマインドでいることが原因ではないかと思う。 構造としてトップダウン気味だとかったるさが少なくてボトムアップ気味だとかったるい感じがするけど、この本は比率としてボトムが広すぎる感じがする。 個々の話はおもしろいけどいちいち全部覚えてられないし持ち帰れないという気持ちでフラストレーションが溜まって読むのをやめてしまう、という話な気がする。
そうした自分の現状を是と思っているわけではない。即物的な感じがするし、いつか読んだ本で戒められていた覚えがある(その本がどの本だったか思い出せないのも自分らしい)。インターネットでいい加減なまとめ記事を読んで賢くなった気がしているのとあまり構図が変わらない。とはいえいまさらどうしようもなくて、読書を強いられているわけでもないのだから好きな様に読めば良いと思う。向いてないことは向いてないのだし本を読む以外にもやりたいことはあるのだから、そのようにやっていけば良い。ただこれは現状維持バイアスという感じがして、このままでいいのか?という問いも一方ある。
結局これといった答えはないのだけど、そういった自己認識を持ちながらも気の向くままに読書するのが良い、という気持ちで一旦いる。 理想的な振る舞いを目指して結局何も読まないよりは、ぼちぼちと本を読んでいった方が自分のためになる気がしている。