有志が提供してくださっているどどんとふを利用して遊んでいるのだけど、いかんせん重すぎてセッションをまともに進行できない。 というわけで、重い腰を上げて自前でホスティングしてみることにした。
結果としては成功で、さくらVPSで動かすことができた。
基本的には公式のドキュメントを読めば大体の手順が書いてある。
ただ、レンタルサーバー向けの内容なので、どどんとふ設置メモ (さくらVPS Ubuntu10.04) — DodontoF Document (Ubuntu SakuraVPS) v1.0a documentationを参照してみると捗るかもしれない。しかし注意点として、このドキュメントは内容が古くなっているのでディレクトリ構成などは現在と若干異なるようだ。また、Indexes
は-Indexes
にしておいた方が良いだろう。
後々サーバーを分離したくなるかも知れないので、Virtual Domainを使ってドメインをwwwから分けておいた。
本来ならrbenvなどの上で実行するべきなんだろうけど、面倒なので素のruby-1.8.7を使った。rbenvはperlbrewとかと違って後々での移行もそれほど苦労した覚えがないので、必要に迫られたらやればいいのでは????未確認だけど、きっとruby 2系だと動かないのではないだろうか。
パーミッションの設定をドキュメント通りにやると設置したディレクトリやファイルのオーナーがApacheの実行ユーザーである必要があるので、chown -R www-data.www-data /var/DodontoF_WebSet
とか適当にやっておくと動くかもしれない。
あとはDodontoF_WebSet/public_html/DodontoF/src_ruby/config.rb
を眺めて適宜設定を変更すれば良さそう。
数年前にみた時には「IRCサーバーの設置が必要です」みたいなことが書いてあったような気がして、それで絶対にホスティングしたくないと思っていたんだけど、今見たらそんなことはどこにも書いていなかったのでそんなに厳しくなかった。
素朴なCGI+swfのフロントエンドという組み合わせで、ゼロ年代感溢れてるシステム構成になっていた。
githubで管理もされてるんだけど、更新が本家においてあるzipファイルより微妙に遅れているのでgitでどどんとふのバージョン管理するのも微妙そう(なんでそんなことになってんだろ)。
Flash自体もどんどん迫害されてきていて数年後にはかなり怪しいことになっていそうだし、そろそろベターどどんとふみたいなのがつくられても良い時期だとは思うんだけど、いかんせんどどんとふの完成度が高いのでゼロベースで追いつくのは大変だろうなーという感じ。 本当にFlashが死滅してしまった後か、スマートフォンがオンラインセッションの主流になったりしたらそのときに誰かがリプレースするんだろうなあ。 あんまり商業の方から良いシステムが出てくる予感はしない。
まあなんにせよ、ウェブ屋さんやってるお陰でこういうことができて良かった。