- 作者:梅原 大吾
- 発売日: 2015/07/13
- メディア: Kindle版
「目標は低いほどいい」「勝負に感情はいらない」「技術より“視点”が大事」……17才で世界一、日本初のプロ・ゲーマーになった梅原大吾。誰より正しい努力を続ける34歳が語る、結果を出し続けるための考え方。
よく覚えてないけどKindle Unlimitedで目についたので読み始めたのだと思う。 昔
勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)
- 作者:梅原大吾
- 発売日: 2012/10/26
- メディア: Kindle版
を読んでなんか良かったような気がしたのもあると思う(内容は昔過ぎて忘れた)。
今回の本の内容としては、ウメハラの経歴を振り返りつつ彼の勝負観から教訓めいたものをなぞる、という雰囲気。 基本的には内発的動機づけをいかにして高めていくかという内容が中心だと思うのだけど、読んでいて不思議と良い本だな~と思いながら読み進めていた。おそらく、以下のようなポイントが「良さ」を高めている気がする。
- 自分が単純にウメハラのことを表面的には知っている
- 有名な動画は一通りみたことがあるとか、彼を題材にしたマンガが面白かったとか、その程度だけど
- 格ゲーに対するうっすらとしたあこがれがある
- ゲーセンカルチャーそのものに対するあこがれと言っても良いかも知れない。説明しにくいけど、ネットゲーム黎明期にガッツリネトゲカルチャーに浸かれなかったのと同じような、憧憬の念といった雰囲気
- 一流スポーツ選手と比べて自分に近い感じがする
- 文化的にもそうだけど、野球選手とかと違ってキャリアが一本道ではないところが却って親近感につながり、魅力なのだと思われる(野球選手に興味がないので実際はそうでもないのかも知れないけど)
自分は格ゲーに限らず対人ゲームがあまり長続きしたことがない。続いても1タイトルせいぜい1年くらいかな。理由としては
- 勝つ快感よりも負ける苛立ちの方が大きいが、公平にマッチングしているのなら勝率は5割に収束するという点
- ある程度から先にいくためにはメチャクチャ訓練が必要なことが分かりきっていて、かつ自分には特に才能が無いと感じている点
自己成長感も早い段階で頭打ちになるしさほど勝てないのでイラつく、みたいな感じ。 ここ最近だと1年くらい前に遊んでいたApex Legendsがそうだった。
でも、この本に書いてあるような考え方でモチベーションを自分の内側に持ち続けることができれば、別にゲームにも限らず色んなことを継続できるのではないか、逆を言うとモチベーションの源泉を自分の外に置いてしまうとどこかで終わってしまうのではないか、という勇気とヒントを与えられた。というのはきっと大きいと思う。
ところで表紙を見たら34歳の著者が~と書いてあって、今年の自分の年齢と同じだということに気づいた。 そういう点でも親近感があるのかも知れない。