下林明正のブログ

個人的かつ雑多なブログです。

しょぼい起業で生きていく を読んだ

しょぼい起業で生きていく

しょぼい起業で生きていく

組織で働くのが無理なら起業しよう。「しょぼい起業」は不況に強く、つぶれにくい。「店を開くには大金がかかる」は大ウソ。準備資金がゼロでも大丈夫。現金だけが儲けではない…「計画」も「お金」も、「経験」も不要。多少のコツさえつかめば、わりとふつうにできる、逃げても生きてくための、生存戦略。

最近、人生のどこかで海辺で釣りをしながら暮らすという時期を持ってみたいと漠然と考えており収入源が主な関心になりそうなので、タイトルに惹かれて読んでみることにした。 軽く読めそうだし、Kindle Unlimitedで無料で読めるというのもあった。

結論から言うと、あんまり人におすすめできる本ではないな、と思った。

就職でドロップアウトしそうな学生や、就職して疲れ気味のサラリーマンをターゲットにしているのだと感じるが、

 朝早く起きて、満員電車に揺られ、会社で上司に意味不明な指示をされたり、客に理不尽に怒鳴られたり、えんえん残業を強いられたりしてクタクタになりながら、また満員電車に揺られて家に帰り、あしたもまた会社だから寝るだけ。この生活を毎日続けて得られる年収がさっきの数字

といった感じでサラリーマンはとにかく最悪と必要以上に煽って、

 現在は、商売繁盛で手が回らなくなり、リサイクルショップや学習塾は事業譲渡し、私はアドバイザーという位置におります。現在は、私が立ち上げたバーのフランチャイザー兼会長としての活動に加え、「しょぼい起業」という概念を提唱し、事業のプロデュースやコンサルタント、その他あいまいに 儲かるもの、儲からないもの、などを手広くやっており

という自身のコンサルタント活動につなげたいのだな、というように読んでしまう。 Kindle Unlimitedで読めるというのもそういうことだと思ってしまう。 サラリーマンになって10年くらい経つけど、学生のころよりも全然マシだなと思っているので、特に共感できなかった。

内容としては、ザ・昭和人情個人商店を現代風にアレンジするとこういう感じになりますよ、これだったらうまくいきますよ、というような内容で、デティールはよく分からないものもまあうまくいったりするのかな?と感じなくも無かった。小さく始めてケチ臭く継続すると良い、という話が書いてあるように思う。

個人的には、釣具屋でもやりながらリモートワークでも平行してやると良いのかなとか思ったりもするけど、毎日同じ時間にお店を開けるというのがすでにだるすぎてやりたくないなと思ってしまった。 ご近所付き合いが大事とかそういう感じなので、これができる人はかなりちゃんとしているような気もする。僕はご近所付き合いとかもしたくない。

なんかもっといい感じになんとかならないものか。