下林明正のブログ

思いついたことを適当に書いています。

相手の文化を尊重するということ

同質的集団の中にいると自分が属している文化を無意識のうちに当たり前のものだと思ってしまいがちだけど、当然集団の外では通用しないということを自覚し続けないとまずい。 別の文化に属する人と関わる必要があるときにすれ違いが生じるし、すれ違いに気づくときは大体は現実の問題として顕在化したときだからだ。

その文化は「何の」文化なのか、きちんと把握することが大事なのだと思う。日本の文化なのか、エンジニアの文化なのか、ネットの文化なのか、など。把握できれば、相手がその文化に属しているのかいないのか類推し、対処することができる。

文化が違うときにどうするのかというと、基本的に相手をコントロールすることはできないのだから自分が相手の文化を尊重するか、避けるしか無いのだと思う。尊重するのと受け入れるのは違う、というのもポイントだと思う。あくまで相手の文化を知ってそれに合わせるだけで、内面化するわけではない。そうするだけで、大体の物事はスムーズに進む。

例えば、自分はハンコ文化ってマジ無駄だなーと思うのだけど、アホらしく思いながらも書類にハンコを押せば物事は進む。逆に、「アホらしい!」と怒っていても、別に何も状況は好転しない。人によってそれは、ビジネスメールのマナーだったり、エンジニアのマサカリだったりするのだと思う。

「相手の文化を尊重する」という字面を見ると何だか利他的な雰囲気が漂うけど、こう考えると単に利己的な行為であると理解できる。

とはいえ異文化を理解・尊重するのは結構大変なので、できる限り同質的集団で完結したほうが基本的に生産性は高いのだろうということも推察できる。結局これが、企業での採用時に言われる「カルチャーフィット」の正体なのだと思っている。でも、集団の外では通用しないことを忘れてはいけない。