- 作者: ウィリアム・ギブスン,黒丸尚
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1986/07
- メディア: 文庫
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10年くらい前に読んだはずなのだけど、最後まで内容を思い出せなかった。棺桶ホテルまでは読んだような記憶というか情景があったので、その辺りでもしかしたら投げていたかも知れない。 とはいえ今回も別に内容を理解できてないし、パンサー・モダンズのあたりでしばらく中断していたので流れも失った。 でも、後半は意外なほど面白かった。手触りが良い。訳者あとがきで大体ブログに書きそうなこと既に書かれていたから特に書くこともない。偉大な小説なのだと思う。神経遮断のくだりが特に好き。
ギブスンは、ニューロマンサーよりもクローム襲撃か何かに載っていた頭のなかにある音を売る短編がずっと頭に残っている。まあ、もしかしたらそんな話は無いかも知れないけど。
なんにせよ10年経って読んでみると、ラリってダブ聴きながらダイブするカウボーイってのは、案外現実的なものなのだなあと変に感心した。