いい歳こいてこんな遊びをしていてどうなのかと自分でも思うけどまあ仕方がない。
- 作者: 神谷涼,愛甲えめたろう,器械
- 出版社/メーカー: Patch Works
- 発売日: 2011/09/01
- メディア: 単行本
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今回は前回の反省を活かして、とにかく先ずは自分が感情移入できるキャラをつくることを目指して遊んでいた。裏を返せば、武器や能力もキャラクターを造形するための要素でしかないし、整合性よりもとにかくその時その時で気分に従って行動するということを意識していた。 ただ当たり前だけどコンベンションというパブリックに近い場なので、場とのすり合わせをしつつ、ということも忘れないようにした、つもり。
結果としてリーダータイプの"ソロリティ"のポジションでキャラをつくることになった。 前もってキャラを分かりやすくするために自分の知っている作品の中からモチーフを選んで指針にしようと考えていたので、ローゼンメイデンの真紅とマイリトルポニーのトワイライトの間の子みたいな感じでいこうということに自分の中で勝手に決めた。 この2作品を選んだのにも理由がある。ルールブックでは銃夢なんかも参考作品として挙げられているけど、じゃあガリィをモチーフにしようとするとうまくいかないと思う。なぜなら銃夢はあくまでガリィの主観で進む作品だけど、TRPGのセッションはどちらかというと群像劇に近いと思っていて、そのギャップが大きい。 また、ペーパーメディアは尺の長さを前提としているところがあるんだけど、ただでさえ時間がかかってぐだりやすいTRPGとはこれも相性が悪い。 というわけで、自分が知っているこれらのアニメ2作品を選んだ。 特に個人的にはマイリトルポニーは最高のお手本だと思っていて、シリアスからギャグまで中身のあるしっかりとしたお話を展開できるキャラクターの見本市だと考えている。
キャラクター名はお菓子の成分表から適当につけることが多いんだけど、前回ではそれをやったら若干萎えられたので今回は今読んでるクソみたいな本から適当に名前を取った。
- 作者: マルキドサド,Donatien‐Alphonse‐Francois de Sade,佐藤晴夫
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2002/07
- メディア: 単行本
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この本の内容とネクロニカの世界観には類似性を感じていて、そうしたところから取ったということもある。
実際のプレイでは、よく慣れた喋ってくれる人がいたので自分はそのPCのトークが途切れたら喋るという感じだった。よく喋ってくれる人がいるとその間に次は何をしようと考える余裕が生まれるので便利だと思った。 また、ただでさえネクロニカは特長の強いルールなんだけど、その上でさらに特長あるNPCをNCが登場させてくれて、そのおかげで印象的な行動を取りやすかった。相手が普通の悪人とかだったらナッツクラッカーをしてもギャグみたいな感じにしかならないと思うけど、今回は(個人的には)なかなか様になっていたんじゃないかと思う。 基本的にTRPGなんか会話しかなくて何も印象に残らなくてただ時間が流れていくみたいなのが多いから、偏ったキャラクターを出演させるのはいい塩梅だと感じた。 普通のメディアに出したら引くようなキャラクターくらいがちょうどいいのかもしれない。
そんな感じで、他の人はどう思っていたか知らないけど、個人的には今回のセッションはなかなか楽しいものにすることができた。 また、あんまり僕はデータマンチみたいなのに興味が無いんだけど、ネクロニカの場合はよく見るとバランスが結構ぶっ壊れてるのでいくつかデータマンチ的な視点でもおもしろい箇所があって良かった(といっても、実はこれとこれにシナジーがあるとか、その程度だけど…)。
コンベンション全体の感じで言うと、多分NCは全員主催側が選んで決めていたので安定感がありそうな雰囲気だった。 作者の神谷さんもNCとして参加していて、最後の方にネクロニカの今後の展開について語ってくれていた。 こういうのもまた、オンリーコンならではの要素だなあと思った。 あと、前回の学生系のコンベンションよりも参加者の年代が若いんじゃないか?という気もした。
また、SRSというシステム(の土台、モダンでスタイリッシュなガープスっぽい)の存在を知って、会社の人達が一度だけ遊んだという世界樹TRPGみたいなのもそのSRSの一派だということが分かったので、SRS系のルールなら布教しやすいのではみたいな話もできた(そして世界樹TRPGみたいなのは完成度としてはネタゲーの域っぽい…)。
- 作者: 井上純一,菊池たけし,F.E.A.R.
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2012/07/30
- メディア: 文庫
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これなんかは文庫版でも出ていてやりやすそうという感じだった。僕はあんまり現代ファンタジーは好きじゃないけどね。 フィアゲーをやる機会が僕は殆ど無いので、こういう情報を得られたのもやはりコンベンションならではだなあと思う。 会社にもTRPGをもう少しやってみたいという奇特な人がいるにはいるので、いつかやってみたい気もする。
ついでにゲームマーケット東京が今月の28日にあることを知った。ちょうどその辺り東京に遊びに行ってそうなので、もしかしたら行くかも。 また、他のコンベンションの宣伝なんかも毎度していて、こりゃあもしかしてその気になればコンベンションを数珠つなぎに毎月遊ぶこともそう難しくないだろうなと思った。自分はそこまでやる気があるわけでもないし、実際は雰囲気に向き不向きがあるからそうはしないんだけど。
まあそんなわけでいつも通りだらだらと長文を書いたけど、今回はコンベンションならではの良さみたいなものを沢山感じられて良い内容だった。今回のキャラはそれなりに愛着を持てたので前回のエントリーに書いたような「奇妙な感じ」に少しは近づけたと感じる。
ここ最近何故かTRPGの予定があって、次はGWに地元でPathfinderを遊ぶ予定。