下林明正のブログ

個人的かつ雑多なブログです。

レポートラインをしっかりしていきたいのなら

「レポートするときちんと応えてくれる」という期待感を醸成できなければ、レポートする側からしたらレポートするメリットは特に無いので、レポートしてくれなくなるのは当たり前だよなと思った。逆に、期待感があるのならレポートした方が得だと思っているわけなので、ほっといてもどんどんレポートするようになると思われる。

自分にレポートしてくれないな~と思うのならきっとレポートしても無駄だと思われてるのだろうし、変なところからレポートが飛んでくるな~と思うのなら正規のレポートラインが機能不全に陥っているサインなのだと思う。

レポートに応える能力を育成するためには、関連した業務知識を習得させることは当然大事だけど、それ以外にも適切な権限移譲やレポートに応えられるだけのゆとりを与えないと実際は成立しないように感じる。とすると、本人の努力だけでは実現が難しく、組織としてサポートが必要ということも想像できる。

逆にレポートする側にできることがあるとしたら、雑にレポートを投げつけるだけではなくきちんと応えてもらうために情報や意見を整理したり、現実では一度伝えただけでは物事は伝わらないので何度もしつこくレポートをするということが考えられる。こちらは本人の努力だけでも実現可能なように思う。

実際は両方を進めないとうまくいかないのではないか、という気がした。