下林明正のブログ

思いついたことを適当に書いています。

LeanとDevOpsの科学 を読んだ

LeanとDevOpsの科学[Accelerate] テクノロジーの戦略的活用が組織変革を加速する (impress top gear)

LeanとDevOpsの科学[Accelerate] テクノロジーの戦略的活用が組織変革を加速する (impress top gear)

  • 作者: Nicole Forsgren Ph.D.,Jez Humble,Gene Kim,武舎広幸,武舎るみ
  • 出版社/メーカー: インプレス
  • 発売日: 2018/11/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本書は、数年にわたる科学的で厳密な調査研究を基に、開発組織を改善するために必要な仕組みを解説しています。LeanやDevOpsといった開発・運用スタイルが、組織文化、リーダーシップ/マネジメントとどう関連しているかを明らかにし、パフォーマンス向上を促すケイパビリティ(組織の様々な機能・能力)を示しました。本書の内容は、パフォーマンス向上の原則を最も信頼のおける形で示しており、ITに関わる方々に限らず、多くの人々にとって意義深い一冊となっています。

内容としては、要するにP.242にある図が正しいということと、なぜ正しいと言えるのかの2つが大部分を占めていた。 (図を引用したいと思ったが、引用の要件を満たせるほど感想文を書けない気がしたのでやめた。リーンマネジメントとか、継続的なデリバリとか、いろんな要素とその関係が書いてある感じの図です。)

それぞれの要素は既に広く知られているものが多い印象だけど、バラバラだったそれぞれの要素が相互にどのように影響するのかというところを取りまとめたところにおそらくこの本の価値があるのだと感じた。

なので、それぞれの要素については知っているけど頭の中でうまく統合できていなかったり、逆に何も知らないところからカタログ的に気になる要素を見つけたい場合に役立つのではないか。 この本単品でめっちゃお役立ち!みたいなものではないと思う。

大部分で「継続的なデリバリが大事」という話がずっと書かれていた印象もある。 実際上記の図で見てみると、継続的なデリバリに矢印が結構集中しているように見える。 スクラムでは非技術的なプラクティスが重要視されがちだが実際は技術的なプラクティスが重要であることが分かった、みたいな主張もあってアンチテーゼっぽくて良いなと思った。

あとは、個人的には調査手法周りの記述についても「今後自分が会社でアンケート調査とかやりたくなったときに使えそうだな」と思って興味深く眺めていた。 トランプ大統領のアンケート批判みたいなのもあって時流を感じることもできて二倍お得。このあたりは実際に実施するときに再度見返すと良さそう。

難点としては、Kindle版は固定レイアウトなのが最悪で本当にこれはなんとかしてほしい。現状では紙の本を買ったほうが良いと思います。