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「納品」をなくせばうまくいく を読んだ

読書

「納品」をなくせばうまくいく

「納品」をなくせばうまくいく

ここ数年は受託開発の仕事をやってて、とはいえ割りとこの本の考え方に近いことをやっていそうだったので、むしろ普通の受託開発とのギャップを知りたくてこの本を読んでみることにした。 あとは、元々 id:chris4403 さんがこの本の話をしていて気になってはいたというのもあるし、ビジネス的な話も少し知りたかったというのもある。 その辺の感覚はちょうど、 あたりを読めば伝わるかもしれない。

一通り読んだ感想としては「普通のことをきちんと書いている」という感じだった。 新しい視点を与えてくれるというよりは、自分の中にあった既存の考えをよりクリアにしてくれるタイプの本。 コンパクトにまとまっていてサクッと読めたのも良かった。

こういうビジネスモデルが出てきた要因として、やはり時代の変化があるかなと思った。 前提として、既存のSIのやり方に対する違和感が醸成されてきたこと。 そしてネットサービスの提供が当たり前になり、またアジャイル開発やリーンスタートアップの考え方が広まったこと。 最後に、それらを現実的に実現できるクラウドコンピューティングサービスが台頭してきたこと。 多分、どれが欠けていてもこのビジネスモデルは出てこなかったのではないか。

ただ、この本の内容を実行しようと思ったら当然ながら事業主でないと実行できない。 そういう意味では著者の取った選択は正しいと思うけど、この本を読む一般の人にとっては参考程度にしかならないのではないかという気もした。

書いてある内容はとてもエンジニアらしくて共感できる。 この本の内容に共感できる人が、非エンジニアや上司にうまく読ませて考え方をサッと理解してもらうのに使うと便利な本かも知れない。