- 作者: エリック・シュミット,ジョナサン・ローゼンバーグ,アラン・イーグル,ラリー・ペイジ
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/10/17
- メディア: Kindle版
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ページ数の割に読み終わるのに時間がかかった。
文化について章を割いているけど、その章にかぎらず全体的に文化について語っているように思う。 ただ個人的に気を付けないといけないと感じるのが、この文化はGoogleのいう最高の人材を前提としたものであるという点。
自分自身について考えてみると、どう考えても自分はGoogleのいう最高の人材ではないということが分かる。そこからしてすでにGoogleの理論を安直に取り入れるべきではないと判断できる。
自分にとってのこの本の正しい使い方は、取り入れられそうな部分は取り入れつつ、基本的には合理的天才集団がどう動くのか把握した上で自分がどう動いていくのかを考えるダシにするというものだと思う。
そういう意味では、本書の内容は直接はあまり役に立たない。全体的にいい事が書いてはあるのだけど、Googleの文化の真髄は書いてあるようにあくまでエリート主義であって、エリートのバイラルモデルであって、エリートでない自分が俯瞰すると内容に筋が通らない。お前には価値がないと否定され続けているようで、正直に言えば読むのが辛かった。