経営戦略立案シナリオ 読んだ

経営戦略立案シナリオ (かんきビジネス道場)

経営戦略立案シナリオ (かんきビジネス道場)

諸事情あってランニング・リーンを読み込んでいた時期に、巻末の参考書籍に以前に読んだ"イノベーションと企業家精神"やこの本が載っていたので読んでみた。 僕は別に経営戦略を立案するような立場ではないんだけど、主に上に立っている人たちがどういう考え方をしているのか知りたいという動機でこの本を選んだ。

基本的に著者の知識や経験に基いているため、読んでいて納得させられるというよりは自身の経験と照らしあわせて「そうかも知れない」と考えさせられるような内容だった。 また、やたらと「本質」「○○軸」「○○力」といった単語で雑に押し付けてくるため怪しくてちょっと引いてしまうところもあった。 とはいえ、一つ一つ丁寧に説明していたらたった300ページには収まらないだろうし、実戦重視ということなのだからこれで良いのだと思った。

"戦略BASiCS"なんて言われるとウッって感じになるけど、実態は体系だてられたチェックリストなのであまり肩肘張らなくても良い。リーンキャンバスだって、要はチェックリストだ。抜け漏れ無く考えられることが大事なのだと思う。

細かいところで言えば、「性別・年齢によるセグメンテーションの限界」なんかは本当にそうだなあと共感できたし、戦略と戦術ひいては経営陣と従業員の間にある溝の話もありがちだと思うし、マズローの欲求5段階説ってやっぱり使いづらくてそこでアルダファーのERG理論を教えてくれたのは便利って感じだった。

例えば自分のキャリアを考えるときなんかにも使えそうだし、良い本でした。