- 作者: 坂口由美子
- 出版社/メーカー: 角川学芸出版
- 発売日: 2007/12
- メディア: 文庫
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いつだったかウィッシュリストに入れておいたものを、何となく読んでみるかと思って買って読んでいた。
丁寧な解説文が書いてあるので、ボーっと読んでてもどういう意味なのかそれとなく分かって便利だった。 前半はイケメンの話みたいな感じで、後半は落ちぶれた様子みたいな話が続く。 全編通して日本的なナヨナヨした世界観が展開される。ぶぶ漬けと言ったら帰れ、みたいな感じ。
時代は違うけど雑兵たちの戦場を読んだ後にこの本を読んだので、 ギャップを楽しむところもあった。
この本もやっぱり都といったら京都という感じでたびたび京都の地名が出てくる。 東下りとか言って隅田川を渡るシーンもあるんだけど、僕は以前は隅田川の近くに住んでいた。 どちらも何となく地理を把握しているのでより一層おもしろい。 山と言ったら比叡山だそうなので、近いし比叡山に行ってみたくなった。