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App Storeではレビュワーの価値観を超えるアプリは世に出ない

勉強と思ってアプリをつくって提出していたがどうにもレビューを通りそうにないので、面倒になってApp Storeで公開するのを諦めた。

勉強が目的でアプリの内容は何でも良かったので、今回は手頃なFlashでつくったポケモンの努力値カウンターiPadに移植した。

最初にリジェクトされたときはこういう画面だった。

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リジェクトの理由がごちゃごちゃと書いてあるが「iOSはクールなOSだからもっとクールじゃないとダメ」という意味だと受け取った。 僕自身もFlash版から何も考えずに移植しただけだったので、別にこれで実用上全く問題ないのだけどと思いつつUIを調整した。

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結果としては、またリジェクトされた。 どうやら、ボタンが沢山配置してあってレビュワーが理解できないのが問題のようだ。

しかしながら、このアプリの売りはボタンを沢山配置することによってワンフィールで操作できることなので、そこを無くしてしまうのなら既存の努力値カウンターで十分だと思った。

ここに至るまでにも「努力値とは何か」とか英語で説明させられたりしているのだけど、結局レビュワーはポケモンのことなんて知るわけがないから、このアプリの機能性を理解させるのは非常に困難だと悟った。 これは、算数を知らない人に電卓を説明しようとするようなものだ。 僕にはとてもじゃないが、そこまでのモチベーションは無い。

すでにFlash版で長らくの実績を持っていたインターフェイスなので、レビュワーの不勉強によってストアレビューを通過できなかった例だといって差し支えないだろう。

このまま腐らせるのはもったいないので、GitHubで公開しておいた。誰かの勉強の助けになれば幸いである。

https://github.com/shimobayashi/EVCounter

僕のケース以外でも、ホビーに限らずビジネスでもApp Storeのレビューがらみで色々とめんどくさそうな話を聞く。 本人は当然価値があると思って世に出そうとしているのだけど、レビュワーの感性では理解できないからといった理由だったり、単純にビジネス的な理由でAppleにとって不都合だという理由でリジェクトされている。

元々そういう契約なのでこういうものだと思うが、"1984年"をパロってCMを打っていた企業のやることがこういうことなのかと思うと感慨深い。 レインボーカラーのAppleは、今では単に洗練された白いAppleだ。

それでも、今後もApp Storeは膨張を続けていくのだろう。理由は単純で、儲かるからだ。 先日出したジョークのようなさいころアプリでさえこの10日で既に10本売れているので600円の利益だ。 笑ってしまうほど小さな数字だけど、それでもAndroidに比べれば随分とマシな数字だ。 ちゃんと儲かりそうなアプリを、数を撃って勝負していけばお小遣いくらいにはなりそうな実感のある数字だ。

僕たちは慣例として、このようなものに対してはSuckであるという態度を示し続けなければならない。

ちょうど諸事情によりPhoneGapの勉強もしようと思っていたのだけどネタに困っていたところなので、努力値カウンターを形を考えなおして今度はPhoneGapで実装してみようと思う。それなら、App Storeでリジェクトされても、Google Playで出せば良いだけなのだから。