Bombermine — Massively Bomberman Online with up to 1000 players on the single map
大体こういうのはHTML5で実装すること自体が目的になっていてゲームとしてはお粗末なものばかり見てきたのだけど、 ようやく初めてきちんとしたゲームを見た気がする。 そういうゲームは大体体験としてプアすぎるので、HTML5でどこまでできるのか全く伝わってこなかった(HTML5はやっぱりまだまだしょぼいな、という感じしか伝わってこなかった)。 いや、Browser Questとかは結構良かったか。まあ、それはさておき。
軽くコードを眺めてみると、canvasを6枚重ねて画面を描画している様子。 1番〜3番がマップ用で、残りがスプライト用っぽい。 どうしてそんなつくりにしているのかは知らないけれど、多分更新頻度の高い画面と更新頻度の低い画面を分離することによって描画のコストを抑えようとしているのだと思う。
トップレベルで埋め込まれているのは大体ライブラリかモデルっぽくて、処理の実体は http://bombermine.com/app/app.nocache.js に書いてあるような気がする。 このファイルやたらと長いので多分複数ファイルを結合したものだと思うのだけど、それなら何故minifyしていないのかはよく分からない。
このゲームのTwitterアカウントをみてみると、現在2つの発言だけがある。
Hey folks! We've just launched our US/EU/JP servers in beta mode. Checkout bombermine.com. Invite all your friends and have Fun! :)
— Bombermineさん (@bombermine) 2013年2月25日
最初からJPサーバーを用意するとはどういった了見だろう。珍しい気がする。
Checkout HTML5 development competition for students around the globe by Clay.io clay.io/competition.
— Bombermineさん (@bombermine) 2013年2月26日
このゲームがどういう経緯と目的で作られたのかよく分からないのだけど、Clay.ioというサイトのプロモーションを目的に作られたのだろうか。
HTML5 Games and WebGL Games from Clay.io
トップページの感じだと、開発者的にはソーシャルな機能を提供するゲームホスティングサイトっぽい。特にゲームSDKみたいなのを配布したりしているわけではなさそうだ。
似たようなことを日本でやっているところだと、
あたりがパッと思いつくけど、これらよりもよりリッチな機能を提供しているという雰囲気を感じる(使ったことがないので分からないんだけど)。
とまあここまで書いたけど、個人的に気になるのはソーシャル機能とかは現段階では割とどうでもよくてHTML5で2Dゲームを作る際のベストプラクティスみたいなものなので、なんか良い感じにまとめて出してきてくれないかなあ。
JavaScriptに詳しい人が見たらもっと情報がありそうなものだけど、残念ながら僕はJavaScriptのことをよく知らないのでこれくらいのことしか分からない。
そろそろJavaScriptでゲームでも作ってみたいなあという感じである。