下林明正のブログ

個人的かつ雑多なブログです。

Civilization 5を遊んでいる

Steam版を買って遊んでいたのだけど、きちんと日本語化されているし、特に何の問題もない。 下に貼ったのはよく分からんパッケージ版。

Sid Meier's Civilization(R) V [日本語版] [ダウンロード]

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以前に"銃・病原菌・鉄(上巻)"を読み終えて、Civilizationを買った - 下林明正のブログというエントリーを書いていて、それから1ヶ月間の間ぽちぽち遊んでいた。

特に終わりの無いゲームなのだけど、一応通常難易度で軍事による勝利をしたのでまあ自分のなかでキリをつけるか、と思って書いている。

それとなく世界のモデルを触って楽しむという目的で初めてみたという感じなんだけど、その目的でいえばまあぼちぼちかなと思う。太古〜中世あたりくらいまでは、世界もそれなりに単純(だと僕は勝手に思っている)だからそれほど不満は無かったけど、それ以降〜現代になってくると世界はそんなに単純じゃないだろう、という感じにさすがになった。基本的に、他国家との関わりあいのようなものが非常に薄いし、都市国家に至ってはぶっ壊すか現金買取りするものという感じしかしない。

僕はそれほどきちんとCivilizationシリーズを遊んできた人間ではないので、3とか4の頃の思い出といってもマルチプレイヤーでクソみたいに時間をかけながらゲラゲラ笑っていたという程度だ。なので、5になって何がどう変わったのか、よく分かっていない。

そんな僕でも気付くのは、ユニットのスタックができなくなったことだろう。まあ、人によって色々と意見はあるだろうけど、個人的にはそもそも何十部隊もひとつのHEXに駐在しているというのはあまりにも非現実的すぎなので、まあそうやろ、という印象を受けている。 しかしながらその一方で、航空戦力系のユニットに関しては都市などにいくらでもスタックできたり、よく分からない点がちらほらとある。 デザイナーがどういう意図でデザインをしているのか、ちょっと分からなかった。

文化制度というシステムに関しても、以前はなかったような気がする。以前は、政治形態みたいなものがあったかな?まあ、文化制度という考え方自体は面白いんだけど、これがメチャクチャ強力な上に即効性なので、より一層「ゲームっぽくなった」なあと感じる。

そんな感じで、レビューなどをみてもあまりよい評価ではないようだけど、じゃあ実際のところどうだったのよと言うと、僕は結構楽しめている。

そもそも、僕はCivilizationというゲームは目的の無いゲームだと思っている。いやいや勝利条件が明確に設定されているでしょう、と言われればまあそうなのだけど、それ以前の話としてCivilizationというゲームにおける勝利という概念は、割りとどうでもいいものだと思っているからだ。 勝利したところで特に壮大なエンディングが迎えられるわけでもなければ、高等なパズルを解いたという自己満足が得られるわけでもないし、人間関係の上で何か話題になるわけでもない。そっけなく「あなたの勝ちです」と表示されるだけだ。 言ってみれば、小学生が「先に給食食べ終わったやつが勝ちな」とか言って遊んでるのと同レベルであって、どうでもいい。

で、他にこうした目的の無いゲーム、例えばTESシリーズだったりFalloutシリーズだったりというようなオープンワールド系のゲームだったり、シムシティポピュラスだったり、変愚蛮怒だったりといったゲームを自分が持続して楽しめるかというと、まあ実際のところそんなことは全然無くて、大体途中で飽きてやめてしまう。遊んだとしても、どうでもいい世界の中に設定された適当なゴールを達成していくという程度で、大体はメインストーリーみたいなのを遊ぶのが関の山というところであって、結局は目的のあるゲームとしての部分だけを楽しんでいる。

そんな、目的のないゲームを楽しめない自分が、実際にはCivilizationという目的のないゲームを楽しめているということは、自分的には結構凄いことだと思っている。

そんなわけで、Civilizationシリーズという超ビッグタイトルの流れでいえば不出来な内容なのかも知れないが、ただのゲームとして評価した場合はやっぱりとてもおもしろいゲームということになるのではないか、と感じる。

まあこんなところで一旦Civ5のことは忘れてしまって、いい加減Portal 2をクリアしたいものである。もう既に遊び始めてから半年くらいが経っている。